32話なのだよ[さつじんげんば?] ページ33
珍しく、バカガミは話の腰を折ってこない。
A「けど、アレックスに言われて、そんで実際に打ってみて分かった。
そんなの要らないって。
もし、ボクが超長距離シュートを打てるようになっても、
ボクの中で真太郎が凄いバスケ選手だってことは変わらないし、
打てるようになっても、
真太郎はもっとスゴイことができるようになっているだろう!って」
火神「・・・」
ずっと黙ってこちらを見ていたバカガミと目を合わせる。
A「つーわけで、先に強くなっていくんで。お先」
火神「はっ、それはこっちのセリフだ!
お前よりも、緑間よりも、ほかの誰よりも先に強くなってやるよ!」
A「はっ、バカガミが真太郎より強くなれるわけねーだろ!」
火神「お前はどっちの味方のわけ?!」
A「ボクは一生、真太郎の味方さ!」
火神「なんだよそれ!」
・
・
・
程よく力をためたボールを、遠く小さく見えるゴールへ向けて放つ。
A「!」
入る。
直感的にそう思った。
そして、思った通りにボールはぶら下がるネットの中を、
気持ちの良い音とともにくぐり抜けた。
パッ
A「っっしゃっ!!」
久々の快感に、血が湧き上がるのを感じた。
そして今更改めて、「楽しい!」 とそう思った。
〜〜〜〜
A「・・・ん」
うっすらと目が開かれる。
しばらくして、夢を見ていたのだと気が付いた。
てか、ここドコ?
身体を起こして、暗がりの中辺りを探ろうと足を一歩動かすと
その足が何かに当たった。
A「・・・!」
その何かは、人だった。
そして辺りを見渡せば、足に当たったその人と同じように
倒れている人が、何人もいた。
ピカッと
窓の外で、稲妻がはしり
落雷が放たれた。
A「…さつじんげんば?」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年8月30日 18時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
三井 聖夢(プロフ) - オリジナルフラグを外した方が良いですよ (2015年4月27日 15時) (携帯から) (レス) id: 6973885afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/nomura
作成日時:2015年4月24日 23時