80話なのだよ [柔軟性] ページ31
第1Qの終わりのブザーが鳴るまで
降旗君の目立たないながらも大事な活躍を見ながら
降旗君たちとして来た自主練を思い出していたが、
福田君と河原君がどうして血の気が引くような様子でいたのか分からない。
体幹にスピード、持久力、柔軟性等々
土台になる基礎を徹底的にただ徹底的に鍛えただけなのに…
A「降旗君、ボクの自主練白目むくほどだった?」
第2Q開始のブザーが鳴り
伊月先輩を入れたメンバー5人がコートへ向かっていくのを見ながら
隣に座る汗だくな降旗君にそう聞いた
降旗「え…あーまぁそれなりに…
いや悪い、だいぶキツかった。
けど、Aとしたあの自主練のおかげでオレは今日、
コートの上で少しだけでも皆の役にたてたんだ。
ありがとな」
A「どーいたしまして」
・
・
・
伊月先輩の新技、
後ろを振り向かずに背後で横を走り抜けた相手のボールを奪う
鷲の鉤爪(イーグルスピア)の成功、
少しずつ粗を見せてきた涼太君の不調に対して
エンジンがあったまって来たバカガミ
比較的ハイスピードで進んでいて傍から見たら分かりずらいだろうが
徐々に試合の流れは誠凛に傾きつつある
b------
そこへ更にこの試合の現状を変えるブザーが鳴る
「海常(黒)メンバーチェンジです」
武内「黄瀬、交代だ」
涼太君の交代を告げる合図だ。
さすがに1日2日で完治するはずないか…
それは海常のキャプテンさんも気付いていた事のようで、
下がりたくないと言い張る涼太君に
厳しいながらも彼に無理矢理でも納得させるには十分な事を言い
今チームとしても抜けて欲しくはないはずのエースを下げさせた。
それからは誠凛の独壇場…となったら楽な話なんだけど、
涼太君が抜けた後でも、海常の人達は全員DFとOFどちらも一切気を抜かず
全力でぶつかっている。
A「!…」
第2Q終了間近
伊月先輩からテツヤ君にボールが渡ったすぐ後
突然海常のキャプテンがテツヤ君のマークに付いた。
テツヤ君がシュートモーションに入るとその人は一歩後ろに下がった
A「こんな状況で…すごいな…」
幻影のシュートが放たれる
しかしそれは丸見え状態で秘密を暴かれた上で防がれてしまった。
「絶対防御も破ったシュートがブロックされた!!」
今大会一の防御力を誇る陽泉にも防げなかったシュートが
涼太君に続いて二回もブロックされた事に会場の熱がワッと湧き上がる
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2022年4月6日 12時) (レス) @page21 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年6月7日 20時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/nomura
作成日時:2021年2月9日 6時