青峰の妹が変な知識持ってる件について【黄瀬】

可愛いカフェで ページ23

【今日の放課後、デート、どうっスか？】


センパイからのメールがきたのは、その翌日だった。


久しぶりのメール…!!それにデート…!!


そんなの、断る理由なんてありませんよ…!!


速攻で返事を返した。


ふふふ、と小さく声をこぼし、口元をほころばせる。


嬉しい。


どこに行くのかな、何をするのかな、どんな話をしようかな。


そんなことを考えていると、すぐに放課後は来た。


「Aちゃん」


校門で待っていると、後ろからひょっこりとセンパイが顔をだした。


A「お疲れ様です、センパイ」


黄瀬「ん。じゃあいこっか」


指を絡め、少しオレンジに染まる景色のなか、二人並んで歩きだす。


そして、促されるまま可愛らしいカフェにはいった。


前、ここで撮ったこともあるらしい。


二人、席に座って飲み物を注文する。


センパイは、メガネを掛けていた。


新鮮なセンパイの姿を目に焼き付けて置くため、まじまじと見る。


黄瀬「そんな見なくても」


クス、と大人っぽく笑うセンパイ。なんて、かっこいい。


でも、そのときの私には…


ひどく、疲れているように見えた。

掛かってきた電話→←禁断症状。

• 金　運: ★☆☆☆☆
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