青峰の妹が変な知識持ってる件について【黄瀬】

嫉妬、しますよ私。 ページ17

「おはようAちゃん」


「おはよう」


朝の一軒があってから、体がずっと火照ってる。


ああなんて、かっこいいのだろう。


はぁ、と一人前にため息を吐いていると、ふと三年生の校舎がめにはいる。


特徴的な、頭。


ここからでは丁度太陽の光が反射して、センパイのピアスがまぶしい。


周りを囲んでいるのは、三年生のセンパイたち。


綺麗な人、可愛い人、ボーイッシュな人


たくさんの女の子。


モデル、キセキの世代


それだけで集まられるセンパイは、辛くないのだろうか。


ていうか、センパイ人気ありすぎ。


嫉妬、しちゃいますよセンパイ。


じーっともっと目を凝らしてセンパイを見る。


表情まで、見えるように。…キモイかな。


綺麗、だけど作り笑い。


それを見て安心するのは、世界中どこを捜しても私くらいだろう。


私に向けてくれる笑顔は、もっと温かくて、やわらかくて優しくて…


言い始めるときりがない。


「そんなにモテないでくださいよ、センパイ」


私の頭の中、いつもいつもセンパイのことばかりだ。

ぎゅっとしてみたり。→←ああ、ホラやっぱり。

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