青峰の妹が変な知識持ってる件について【黄瀬】

空き教室で、二人。 ページ12

図書室から出て、教室へ戻ろうとしている時だった。


黄瀬「!Aちゃん!ちょっと匿って!」


A「!?ちょ、センパ、んぐっ」


声がした方へ振り返った瞬間、口を、大きな手で塞がれた。


そのまま、近くにあった空き教室に


ガラッ


ゴールイン…


入ったときに勢いあまってそのまま


そばにあった机に倒れこんでしまった。


「…ごめん、ちょっと追い回されてて」


小声で、センパイが言った。


吐息が、耳元に触れくすぐったい。


「女の子に告白されて、ふるときに好きな子がいるって言っちゃったんスよ」


わざわざ、そんなことまで言わなくていいのに。


少し、イラッときてしまった。


私の思ったことがわかったのか、センパイは艶やかにわらって


「嫉妬、しちゃったんスか？」


といって


ちゅ、


手の甲の上からキスをした。


触れていたわけではないけれど、この手がなかったら、


そう考えると、急激に、体温が上がった。


カタン、


小さな机の音で、それだけでビクッとなってしまった。


「Aちゃん、」


＿返事、今聞かせて？＿

センパイ、ズルい。→←押される日々のつかの間の会話。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す