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「喉、痛いんですか?」





そう言ってそいつが差し出したのは、1つののど飴1つ





ビニールのラベルに、蜜柑のイラスト





「もうすぐ中学生ですから、気をつけてくださいね」





わけもなく笑って、どこかへ消えた後姿





俺はそれを、追いかけなかった





ただ立ち尽くして、ぼんやりと見つめていた______

















青い髪の少年は、のど飴を躊躇うことなく受け取った







澄んだ瞳に、私が映る







少しずつの間隔で咳き込んで、苦しそうな顔をする







・・・渡しちゃいけなかったかな






でも、いい







私は私








人を助けることも









人を見捨てることもあるから_______



















俺の手の中で









包み紙がくしゃりと音を出した




























執筆状態:連載中























 



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作者名:御影 | 作成日時:2014年2月4日 18時

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