74話 ページ42
『まさか上原君が内通者なんて…』
上原「今まで騙してすまない…」
『それはもう良いけど…でもなんで君みたいな人が…君は人を騙したり裏切ったりするのが嫌いだろう?なんでこんな事を…』
上原「それは…実はモノクマに脅されて…」
『脅されている?それって人質とかをとられているの?家族とか』
上原「前お前たちと雑談をした時に話しただろ…私は身寄りが無い子供などを預かる施設があるんだが…それが…モノクマが子供達を人質にしたんだ…それで内通者としてお前らと一緒に居たんだ…」
『ふむ…つまり君は子供たちが危ない目に合わないために内通者になったのね…でも一つだけ言わせてもらっても良い?』
上原「なんだ?」
『上原君…本当にモノクマの言葉を信じているの?』
上原「えっ?」
『だってモノクマは他人が絶望してる顔が見るのが好きなんでしょう?だからこんな趣味の悪い殺人ゲームをやっているわけだし…』
上原「何が言いたいんだ…」
『だーかーらモノクマは絶望した顔が見たいんでしょ?だったらなんでモノクマの言うことが信じられるの?だってモノクマ的には自分が手を汚したのに大切な子供たちはもう死んでました〜とかだったら自分はなんのために殺人をしたんだってなって絶望した顔が見れるじゃん』
上原「違う!あの子達は生きている!現にあの時ちゃんと会話をしたんだぞ!」
『それが合成音声とかだったら?あのモノクマを製造できる黒幕だぞ!合成音声位簡単に出来るだろ!』
上原「うるさい!うるさい!お前に何が分かるんだ!何も知らないくせに!」
『残酷な事を言うが、もうあんたの子供たちは』
『死んでるよ』
上原「っ!!」
『だからもうこんなこと…』
上原「嘘だ嘘だ嘘だ…」
『う…上原君?』
上原「あの子達は絶対に…死んでない!!」
そうすると上原君は私が突きつけたナイフの刃の部分を握った
『っ!上原君血が…』
上原「あははははは…」
狂ったような笑い声を上げながら上原くんは私からナイフを奪い取った
『(やばい…追い詰めすぎたか…)』
上原「私達の為に死んで!」
そう言って上原君は私にナイフを刺そうと突っ込んできた
『(やばい…)』
私は一か八かで上原君が持っているナイフを蹴り飛ばした
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ゴロハチ(プロフ) - 名前を反映する方法は物語の名前を入れたいところに(名前)と入れたらお名前のところの名前が物語に反映されますよ〜 (2022年12月10日 20時) (レス) id: 41621638dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:眠いけど寝ない蒼さん(無期投稿停止?) | 作者ホームページ:http://maedasora
作成日時:2022年10月24日 22時