▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

ねえ、 ページ30

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「お前さえいなきゃ私が一番なの！！お前なんかいらないんだよ！！」


「落ち着けよ、頭に血が上ってちゃ式神(ソレ)上手く扱えんだろ」


「黙れよブス！！さっさと死ね！！」



ダメだこりゃ。話し合いすら出来そうにない。

小学生並みの罵詈雑言。すぐに癇癪を起こす。思い通りにならなくて取り乱す。


君は不思議だな。すくすくと育った身体に対し精神だけが追い付いていないようだ。





「君って、」


「アンタさえ死ねば私が愛されるの！！」


「何そのトンデモ理論」





その答えはきっと、普通に牢屋行きだぞ。

あとな美月さん。この場面、多分だけどバッチリ先生方に見られてます。



「嘘って言っとけ今のうちに。取り返しがつかなウワッ」



助言してんのに式神飛ばしてくんな。
………流石に面倒になってきた。



興奮して真っ赤な顔の彼女から一歩後退。
そして一息後、身体を低くして突進。



式神の間を掻い潜り、簡単に彼女の腕を掴んだ。



「さあ弁解のお言葉を聞かせてもらおう」

「はな、っ離せ！！死ね！死ねよ！！」

「悪ガキ捕まえた気分〜」



腕を軽く捻り拘束すると途端にジタバタ暴れ出す美月さん。イキのいい魚的な。



「死ねだなんて簡単に言っちゃダメだよ。限りのある命なんだから慈しむことだけ考えようぜ」

「はぁ！？何言ってんの気持ち悪い、離せブス！！



アンタだって人殺しのくせに！！」



「は？？？？？」



つい腕をキュッと握った。
短い悲鳴をあげる彼女。







「は………？」





その奥で、素っ頓狂な声を上げたのは見知った顔ぶれ達。



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