意味無きもの (ページ5)

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オレンジ頭のページ5

やはりそこにはオレンジ頭の女の子が倒れていて、マシュとフォウくんもそこにいた。

マ｢あ、Aさん。こちらにいらしたんですね。｣

『うん、フォウくんの声が聞こえてね。ほら、そこの君も起きろ。』

倒れている子の脇腹をツンツンつつく。

ゆっくり起き上がってきた。

『お、起きた。あとはマシュよろしくね～。』

マ｢え、あ、Aさん、どこに行かれるのですか？｣

『うん～、サボりに？ていうか所長に追い出されたからさ。なんとなく散歩してただけだよ。』

マ｢そうだったんですね。お疲れ様です。｣

『…うん、お疲れ様だよね。てことでさようなら～。』

マ｢Aさん行ってしまいました…。｣

どうせあの子は私がいなくとも起きていたし、怪我をして倒れていたわけでもないし、それにマシュが気にかけるなんてね。

『それよりも甘いもの食べたーい、』

よし、さぼり場に行く前にデザート冷蔵庫から持ち込むぞう！

…ロマニのヤツ、私の分まで食べてないだろうな？

心配になって少し早足で冷蔵庫に向かった。