【銀魂】愛しさと信頼と一抹の不安を【沖田総悟】

清々しいほどの棒読み ページ9

――――――




「――――それでですね、総悟さん」



「へーそーなんですかースゲーなー」





･････なんと、いうか。


目の前には、楽しそうに会話をする佐伯さんと沖田さん。･･･厳密に言うと、楽しそうに話す佐伯さんと適当に返す沖田さん。





･････････これ、私要るのかな。



素朴な疑問を抱きつつ、2人から2メートルほど後ろをとぼとぼとついていく。





「――――だったんですよ」



「へーそーなんですかースゲーなー」






･･･というか、沖田さん。



とんでもなく棒読みだ。





(･･大丈夫なんだろうか)





機嫌を損ねていないか、と佐伯さんを見てみると。





(･･････････････。)





････私の考えすぎだった。そこには満面の笑みで沖田さんに密着する佐伯さんがいて。




･･･････本当これ、私がいる必要ってあるんだろうか。





チクリと痛んだ心には、見ないふりをした。――――――と。

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