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「すんませんっしたあぁぁぁぁああ!!」
『…』
やって来たのは四天宝寺コート
今日はどんなネタでテニスをしてるのかと思ってやって来たら
まさかのスピードスターのスライディング土下座だった
ズシャァ─=≡_|\○_
謙也さんも実はお笑いテニスする人だったのか?
結構ツッコミ勢だと思ってたんだが
『え、…じゅ、10点!』
謙「やろ?スピードもキレもバッチリ!…やのうて!昨日の事やで!?
別にこれはかくし芸披露とかやないで!?」
おおっ、これがノリツッコミ…!
光には絶対ありえない!
謙「すまんな俺、真宏さんと切原が付き合っとるん知らんくて…」
『ああ!その事ですか
別に、気にしてませんよ?知らなかったものはしょうがないですし
それに、誰に当たるかわからないゲームなんですから』
そう、そればっかりはもう
今更何を言っても仕方ない
だってあれはゲームであり罰ゲームなのだから。
謙「真宏さん、自分えぇ人やなぁ…!」
財前なんか、と思わず愚痴をこぼし始めた辺り
さっきまで光の毒舌責めでもあってたのだろう
なんだか、不憫にも見えてきたが
貼り付けた笑顔がだんだん素なのか作り物なのかわからなくなってくる
…胸の所に引っかかる。
それは、どうしても拭えなかった言葉
“2人ともお似合いやで”のあの台詞
私とは真反対の南ちゃんを赤也と似合うと言ったのならば
今更私となんてそんな都合のいい事が言えるはずもないだろう
白「謙也ーそろそろコート戻ったってや
真宏さん、球出しよろしゅう」
『あ、はーい!』
謙「よっしゃ!俺と銀のダブルス練やで
どんな球でもひろったるでぇ!」
空きコートに入り、籠を1つ用意して2対1の形になる
他のメンバーもそれぞれ強化練習に励み
小春さんたちは漫才の練習にしか見えないが、白石さんは遠山くんに付きっきりだ
光も千歳さんとラリーしてるし
雰囲気を変えるのに私は呼ばれたようだ
『んじゃ、いきますよ…』
銀「ぬん」
パワーにスピード
いずれにせよ、2人で足りないものを補い合う様な組み合わせだ
にやりと上がる口元
2人には、発散の為の人柱になってもらおう。
ほんの少しだけど、私の中に悪魔が産まれたような気がした
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yue.(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます!全然気づきませんでした!w (2016年12月27日 0時) (レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 4の方最強ガールじゃ無くて最近ガールになってますよー (2016年12月27日 0時) (レス) id: b5991fbf2b (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - 笑笑ありがとうございます (2016年12月12日 17時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
yue.(プロフ) - SAKUYAさん» 昨日、同じかなぁ…と思いました!作品と作者名は結構覚えてるので!固定了解しました!しっかり覚えておきますね! (2016年12月12日 17時) (レス) id: 327fda9cd8 (このIDを非表示/違反報告)
SAKUYA(プロフ) - そうなんですか!!有難うございます!!あと、ゆえさんの作品によくコメントさせていただいてるんですけど、仁王サクヤとjokerって私なんですよ、笑。名前変え過ぎで…もう変えませんけどね!! (2016年12月12日 17時) (レス) id: c017e395ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆえ | 作成日時:2016年11月23日 15時