【テニプリ】最強ガールが出会ったのは５

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光「…はぁー…お前、ほんまアホやな」

『は？』



そんな感情も光のバッサリには力が抜ける
直球でアホと言われたんだ、そりゃそうなる



光「A、それは嫉妬や」

『シット…？sit down？』


仁「座らんよ…;;
嫉妬ちゅーんは、ヤキモチじゃ」



やきもち？
前にアリアが言ってた気がする

確にアレは、好きな人が他の子と仲良くて…って


『そっか、これが…』




なんとも言えないこの感情に
やっと名前がついたことで、一つに纏まってスッキリした


いや、スッキリ…とは違うか。





光「それに、お前その…笑顔？壊しちゃいけん言うても
こればっかりはそんなん無理やで

結局ズルズル言わんでおったら余計傷つくだけやで？」

『あ…』

光「どっちみち傷つくんなら早い方がええ」

仁「……」



それもそうかもしれない
私だったら多分そうだ

光の気持ちなんて見てれば分かる



ああ、もう…
人の気持ちってのは結構早く気付くのに、どうしてこんな自分ばっか悩んでたんだ



光「まあ、俺はそういう不器用な所もひっくるめて好きになったんやけどな」


ほんと、興味ない事には無関心で何も出来ない
ぶきよ…って！？


『ひかる！？え、えええぇ！！！
何言ってんの！？仁王先輩いるよ！？』

光「この際ヤケクソや
こないな話聞いて俺かでむしゃくしゃするで、それに仁王さんはどうせ気づいとるみたいやし」

仁「ククッ、あのダブルん時はわかりやすかったのう」



マイペースな先輩とヤケクソな光

なんかもう、空気がぐるりと変わって笑いそうだ…




『クスッ、ありがとう先輩、ひかる』



ふと軽くなった気持ち
明日、南ちゃんに謝ろう

私も赤也が好きだって、そして赤也も私をって…




『んじゃ、人も減ったし何か食べてこようかな』



気付けば会場は人数が減っていて静かになっている

全部がスッキリしたわけじゃないけど、ホッとはした


ご飯を食べてまた明日の為に休もう
今日はモヤモヤしてて中途半端だったから、明日からまた頑張ろう






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