「幽霊って…翠原ってもしかして黒子の類に入んの？w」 ページ4
第3校舎の三階、最上階の一番端に美術室がある｡
週一である美術の授業も別の新しい教室で行われている為
ここの美術室は人気が少なくほぼ誰もいない。
掃除区域にも入っていない割に、足を踏み入れると常に綺麗なので
一時期、幽霊の噂も立っていた。
今思えば「その翠原がやってたのか。」と思うと納得がいく。
物音ひとつ聞こえない美術室の扉の前に立ちｺﾞｸﾘと唾を飲むと
高尾は意を決してﾄﾞｱに手をかけた。
「…失礼しま〜す」
扉はｶﾗｶﾗと軽々しい音を立てて開いた。
瞬間、ﾂﾝと臭う何かの香り。…油だ。
高尾の挨拶に返事はなく、不思議に思っていたが渋々入室した。
扉の側には積み上げられたﾍﾟﾝｷの缶が塔を作っていた。
床に絵の具が染み付き、壁には賞状と共に大きな油絵が飾られている。
そうか、臭いの原因は油絵だ。
奥に進めば進む程、部屋は散らかっていく。
臭いもキツくなる中、高尾は何かを見た。
部屋の真ん中、中央だけすっきりとしていた。
そこには描きやすいように立てられたｷｬﾝﾊﾟｽと学校の椅子。
そして椅子には、ﾊﾟﾚｯﾄと絵筆を持って座る1人の少女。
「…………………っ!!!?」
高尾は危うく大声を出しそうになり紙を持った片手で口を塞いだ。
秀徳高校のｾｰﾗｰ服の上に着た黄緑のｴﾌﾟﾛﾝには、赤、黄、青…ｶﾗﾌﾙな絵の具が飛び散っていた。
後ろから見ているので顔は見えないが、ﾐﾝﾄ色のﾐﾃﾞｨｱﾑﾛﾝｸﾞﾍｱｰがさらりと肩にかかっている。
髪から覗いて見えるうなじはとても白く透明感が溢れていて細い。
それ以前に体全体が華奢で、身長も150ｾﾝﾁあるかないか位に見えた。
高尾はﾊｯと我に返った。そうだ、ずっと眺めている訳にはいかない。
少女はまだ高尾の存在に気付いてないのか、無言で絵筆を滑らせていた｡
ｷｬﾝﾊﾟｽに描かれる美しい世界。
けれどそこはどこか寂しげ。
…危ない危ない、また見入っちまうトコだったぜ。
そのままという事にもいかず、よしっと気合いを入れ
「あの」
そう声をかけて肩に手を置いた瞬間
バンッガラガラカラーンガタタタタべしゃあっパキッドシャアアアアァァァァァッ
「俺好みの顔だな……なーんてな☆」→←「とりあえず翠原っつー奴に渡せばいいのな！」
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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飯井 - →早いような気がしたけど、グダグダしてるより読みやすくて好きです（＾ω＾）でもまだ2人の距離は…ねwニヤニヤしてまう（＾ω＾） (2014年4月29日 22時) (
レス) id: 62da41667c (このIDを非表示/違反報告)
飯井 - チャ、チャ、チャリアカーってなんすか？あと、小分けにすることにしたんすね？てんかい (2014年4月29日 22時) (レス) id: 62da41667c (このIDを非表示/違反報告)
KAME - 月影>ｺﾒﾝﾄありがとうございます！授業中ずっと落書きして成績最悪な作者ですが何か？← (2014年4月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 5b37bf2054 (このIDを非表示/違反報告)
KAME - 飯井>ｺﾒﾝﾄ感謝です！前の主人公は出すかどうか迷っています。出来ればｷｾｷの世代達も登場させたいです(*^^*) (2014年4月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 5b37bf2054 (このIDを非表示/違反報告)
月影 - 読唇術www色々とハイスペックすぎますねこの学生どもwww← 授業中絵ばっか描いてても成績優秀とか理想ですね…＼(^o^)／KAMEさんもそうだったりしてw (2014年4月29日 18時) (携帯から) (レス) id: 7f3dc4fee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KAME | 作成日時：2014年4月27日 20時
