朔間兄妹は難しい。②【あんスタ】 (ページ35)

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はぐと末っ子ページ35

凛月「それより、なんで一昨日Aを連れて帰ってこなかったのさ。

居場所がわかったって言って家飛び出したっきり。
そうやってまた俺に嘘つくのやめてよね」

零「それは……すまなかった。

でも、Aはそこにおるぞ」

凛月「は？」

2人が建物の物陰を覗くとそこには猫マスクを被ったAがいた。

「ば、バレちゃった…」

凛月「…A」

無言でAを抱きしめる凛月。

「にに者…離して？」

凛月「どこ行ってたのさ。心配したんだけど。」

腕に力を込める凛月。

「く、くるし……」

零「おい、凛月や。Aが苦しんでおるぞ」

凛月「うるさい兄者は黙ってて。

A、この間の父さんたちの話は俺が何とかする。絶対にAとあんな変なやつは結婚なんかさせないから。俺が守るから。

だからもう、離れてかないで、居なくならないで、そばにいてよ…」

Aを抱きしめたまま涙を流す凛月。

「ごめんなさい。」

零「……ともあれAが無事でよかったわい。あの話は俺に任せな。」

司「…Aさん？いま凛月先輩はAさんの名前呼びました？」

「すーちゃん…」

凛月「ちょっとす〜ちゃん今俺とAは感動の再開中なの。邪魔しないでよねぇ」