進撃の巨人 エレン達の幼馴染は調査兵団志望

巨人が19体 ページ19

あれから2年。

私達は、訓練兵団に入団した。

今は“通過儀礼"と言うのを受けている。まぁ、教官は私の前を睨みながら通過して行っただけだが。

馬面の子が今受けている。…憲兵団に入りたいらしい。

チラリとエレンの方を見てみると、馬面の子をジッと見ていた。

その後、芋を食べている女の子が居た。その子は“死ぬまで走ること"と、“夕食抜き"の罰を受けていた。





通過儀礼が終わり、これから夕食…なのだが、

貴「(エレンが居ない…)」

さっきからキョロキョロと、エレンを探して居るのだが、一向に見つからない。

ミカ「(人1)、これから夕食だし…食堂に行った方が、エレンもいると思う」

貴「…うん」




騒がしい食堂でも、エレンを探すが、人が行き来をしていてよく分からない。

…取り敢えず、夕食を食べよう、そう思い夕食を食べる。


食事中にキョロキョロはしない。 “行儀が悪いから"そうカルラさんに教えられた。

涙が出そうなのを堪えながら、夕食を食べた。

ミカ「(人1)…」

ミカサの言葉に被せるように、カンカンカンと、夕食終了の鐘が鳴った。

貴「ミカサ、何？」

ミカ「…いや、何でもない」

空になった皿を片付け、ミカサと一緒に寮に向かう。
その時に、エレンを見つけた。食堂を今出て行った、追いかけようとしたその時に、


？「な、なぁ、アンタ…！」

…声を掛けられた。

貴「？」

無視をするわけにはいかず、振り向いた。

声をかけてきたのは、憲兵団に入りたいと言っていた馬面の子だった。

馬面「あ…あぁ、えっと…き、綺麗な目だと思って…」

貴「……」

馬面「すまない…とても綺麗な髪だ」

…何を言っているのかはよくわからないが、父と同じ容姿を褒められて嫌ではない。

貴「どうも」

取り敢えずお礼を言っておこう。

ミカサは待って居てくれた。馬面の子の方を睨んでいるが、気にしない事にしよう。



エレンに声をかける。

エレ「ん？…あぁ、(人1)とミカサか」

エレ「…なぁ、(人1)、髪長すぎやしねぇか？立体起動の訓練で事故になるかもしれんぞ」

エレンが私の髪に触れながら、言う。


エレ「まぁ、綺麗な髪で俺は好きだけど…」

エレン、顔が真っ赤…？


貴「…分かった。切ろう。…でも、どこまで切ればいい？」

エレ「か、肩に着くくらいがいいんじゃねぇか？」


ミカ「…(人1)が切るのなら、私も切ろう。」
エレ「はぁっ！？ミカサ、ズリィぞ！」

…何がズルいのだろう？

私は訳が分からず、首を傾げた。

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