強者見参4 ページ5
「さて…
対戦相手は誰だろうな?
いきなり新戸緋沙子とか勘弁してくれよ〜」
「………」
「あっオイ
見ろ!
反対側のゲートが開くぞ!!」
「おぉー!!
一体誰だ!?
幸平の相手……」
「「………ッ!!」」
反対側のゲートが開き対戦相手が入場すると悠姫と佐藤の顔色が悪くなった
「薙切アリスだー!!!」
会場内は更に熱気に包まれていく
「嘘だろぉー!!?
いきなり薙切の一族と当たるのかー!?」
「ひ…引き強すぎだぞ幸平ぁ!!」
一方アリスは審査員席に座っている仙左衛門に手を振る仙左衛門は笑って返した
「忘れもしない…
7年前の北欧でしたな
驚愕の事件だった…」
仙左衛門の隣に座っている審査員が語り始めた
「分子美食学(ガストロノミー)において最も権威のある国際コンクール
その錚々たる受賞の中に年端も行かぬ少女が混じっていたのだから!」
「料理とは芸術そのもの
研ぎ澄まされるごとに美しく輝く物ですわ」
マイクの前に立ちスピーチしているのは幼い頃のアリス
「その後もあらゆる賞を総嘗めにし10歳になる頃には取得した特許の数は45!
20店舗もの料理店とメニュー研究の契約を結んでいた…」
分子美食学(ガストロノミー)の申し子!
正真正銘の天才!!
間違いなく十傑入に最も近い生徒だ!!
「幸平サン今日は私の料理で蕩けさせてあげるわね♪」
トレーラーが開き中に入っていたのは様々な調理器具
「何だあのトレーラーは──!!?
すげぇ種類の調理機器!!」
「あ…アリなのかよあんなのー!?」
「技術に設備…
絶望感ハンパねぇな…」
「か…
敵いっこねぇ!!
どうすんだよコレ〜!?」
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作者名:レンサ | 作成日時:2021年8月27日 19時