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_______________彼と私の出逢いは突然だった。
其の日、何時も通り学校を終えた私は少し薄暗くなってきた空を見て足早に帰っていた。
然しそんな私を余所に、ポツリ…ポツリ…と頭の上に落ちてきた水滴。
あぁ最悪だ。今日は傘を持ってきていなかったのに。
はぁ…と一度溜め息を付いて、近くにあった喫茶店___うずまきに入る事にした。
『……すみません。珈琲を一つ。ミルクと砂糖も入れて下さい』
「畏まりました」
うずまきの中はとても落ち着いた雰囲気があり、此処に来て良かった__と、僅かに雨に感謝をした。
だって此処を見つけれたのは雨のお陰だもんね。
出された珈琲を飲みながら、窓の外で激しく降っている雨を見る。
『何時…止むんだろう』
??「天気予報によると19時迄は此の調子だそうだよ」
『!』
声のした方を見ると、何時から居たのだろうか。
私が座っている席の向かい側に、とても美しい男性が座っていた。
??「突然だが聞いてくれ給え……私はきっと貴女と出逢う為に生まれてきたんだ!」
『えっ…と、どちら様ですか…?』
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恋雪 - こんにちは恋雪です。最近「文スト」見始めたばかりで、まだ3季くらいまでしか知らないのですが、太宰さん推しです。作者様の表現力すごく高くて尊敬します!!これからも更新待ってます! (2023年3月17日 13時) (レス) @page16 id: dcf3f843ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヲタクJK | 作者ホームページ:non@nikoniko
作成日時:2023年3月16日 2時