不穏な空気 ページ9
楽譜が降ってきた場所を見上げる。視線の先には月永さん…と、ALKALOIDのみんながいた。
『……どういう組み合わせ…？』
目を細めて見ていると、月永さんがこっちに気付いて手招きをする
「おーいAっ！こっちにこいよっ！最高の曲を聴かせてやる☆」
鳴上くんと瀬名さんと数秒間顔を合わせ、しょうがないか、って顔で階段を登る。
「ていうか、れおくんってばなんでAにしか反応しないわけ？チョーうざい！」
「あらァ、そういえば泉ちゃんは最近日本に帰ってきたばかりだものねェ。
王さまってばここ最近Aちゃんのことばっかり話してて、アタシや凛月ちゃん、司ちゃんの間で話題になってるのよォ」
……初耳なんだけど。
類は友を呼ぶ…っていうけど、私もあんな感じってこと？
「そうなのぉ？A」
『いや…一方的に話しかけられはしますけど…そんなに仲がいいってわけでもないですよ？』
「あらァ、知らなかったの？王さまに悪いことしちゃったからしら」
「…まぁ、俺たちはアイドルだし、アイドルとプロデューサーとの恋なんて許されるわけないでしょ。バッサリ切り捨てた方がれおくんの為になると思うけどねぇ」
「まぁ…そうよねェ」
少し空気が重苦しくなった瞬間、月永さんが階段の目の前まで走ってきた。
「Aーっ！久しぶりだなっ、うっちゅ〜☆」
『こんにちは、月永さん。えっと、何でALKALOIDの皆と一緒に？』
「む〜…さっきここで会ったんだ。こいつらを見てるとインスピレーションが湧くんだぞ！特にアイラ、綺麗なやつだろっ☆」
恒例の挨拶を返さないことに少し不満げな様子で唇を尖らせて拗ねたかと思うと、目をキラキラさせながら顔を近づけてくる。
「プロデューサーさんっ、助けて〜！もう２、３時間は捕まっちゃってるんだよォ〜！」
泣きそうな顔で白鳥くんが助けを求める。
…どっちかと言うと、月永さんと関わるのは得意じゃない。距離感おかしいし、対して話したこともないのに何故か気に入られてるし。
『…皆疲れてるみたいです。そろそろ帰してあげてください』
「やだやだ！まだまだいい曲が作れそうなんだ！」
…子供みたい。
「れおくん、いい加減にしなよぉ？皆に迷惑かけて何が楽しいわけ？」
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ゆき(プロフ) - すみません。水を差すようで悪いのですが、巽さんが怪我で入院してたので一年留年してて、マヨイさんより学年が本当は一個上なんじゃ無いでしたっけ？ 内容は、とても面白いです！頑張ってください！ (2022年5月25日 23時) (
レス) @page13 id: 3acc307e02 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - とても面白いです！続き待ってます。頑張ってください。 (2021年4月17日 7時) (レス) id: 9a30995c69 (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ - すっっっごい続きが気になる！！！面白いです。更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年11月22日 12時) (レス) id: ad5105468f (このIDを非表示/違反報告)
燐 - 面白いです！更新頑張って下さい（≧∇≦） (2020年8月7日 13時) (レス) id: 70df86b8ff (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - コメ失礼します!天祥院英智の扱いが雑なのちょっと笑いました…ズ!!の作品って少ないから楽しみです！体調に気をつけて自分のペースで更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月19日 1時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マ | 作成日時：2020年5月14日 23時
