ドキドキの同居生活1 ページ10
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「兄弟同士仲が良くて嬉しいよ。都内に1戸建ての家を購入してあるから、そこに住んでね。場所はStellaのマネージャーに伝えてあるから。何か困ったことがあったら、いつでも連絡してきて良いからね。」
一条さんにそう言われたあと、強制的な圧力と共に部屋から退出されられ、いつの間にか今日からStellaと暮らす家に着いた。
でかい、でかすぎる。
目の前に聳え立つ豪邸に圧倒されながら、ふと横を見ると白布くんの端正な顔が至近距離にあって、頰が熱くなる。
危ない、危ない……いくら容姿はアイドルと言えども、コイツは暴言男、暴言男。
「リビングには必要最低限来るなよ、いいな。」
「えー、それはひどいよ賢二郎。俺、Aちゃんに膝枕して貰おうと思ってたのに。」
国見くんは私と白布くんの間に割り込んでそう言った。
突然の名前呼びに心臓がバクバクと音を立てる。
アイドルとはいえ、この人たちの妹になるんだから名前呼びくらい当たり前……か。
慣れるのには随分と時間がかかりそうだ。
「英は黙っとけ。」
「こんなかわいい妹が出来て。賢二郎、妹が前から欲しいって言ってたのに、もう素直じゃ無いなぁ。」
「〜〜!!うるせぇ、京治!!」
そう告げると、白布くんは走って私たちの新居の中へと入って行った。
足も速い……流石、アイドル。
「ごめんね、アイツ極度の女嫌いだからさ。」
アイドルって、女の子にキャーキャー言われて注目されて、ライブとかじゃファンサービスしなきゃいけないのに。
……そのアイドルが、女嫌いなんてことある?
よりによって王子様キャラの白布くんが。たしか、ライブや握手会に行った友達は白布くんのファンサを絶賛してた気がするんだけど。
なにかの冗談かと思ったが、赤葦さんはそんなことを言っているようには見えなかった。
「アイドルなのに、ですか?」
「本当に困った子だよね。」
アイドルも大変そうだなぁ。
赤葦さんはそれから、「そろそろ入ろうか。」と言い、英くんも一緒に家に入った。
外観だけでなく、やはり内装も凄い造りだった。
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一(プロフ) - 氷翠さん» 夢主は生粋のいい子ちゃんにしてみました。 読んでくださりこうしてコメントくださることが一番嬉しいです。 更新頑張ります! (2019年12月27日 9時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 輝星さん» ありがとうございます。ときめいてもらえて嬉しいです。更新頑張ります……! (2019年12月27日 9時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 夢主様良い人すぎて泣いた。大好きになりました!登録できないのが悔しい・・・更新頑張ってください!! (2019年12月25日 20時) (レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
輝星(プロフ) - とっても素敵でめちゃくちゃトキメキまくってました!すごく大好きです!語彙力なくて全然言えないのが悔しいです。更新頑張ってください!楽しみに応援してます! (2019年12月25日 2時) (レス) id: 5fda6ee181 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 神月さん» ありがとうございます。地の文が多くて読みにくいところもあると思いますが、そういってもらえて嬉しいです…!頑張ります。 (2019年12月17日 19時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一 | 作者ホームページ:https://twitter.com/ninoma_e
作成日時:2018年5月4日 17時