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51話:ある人と再開 ページ11

ガガゴギギギギギギ・・・





俺とハルで大きい扉を思いっきり力でこじ開ける。

耳を塞ぎたくなる様な嫌な音が鳴り響く、現に腕が使えなくて後ろにいるルイさんは耳を塞いでいる。









「…ぃ、おい、二人共」









『「え?」』





聞き覚えのある声が小さく囁く様に聞こえた、その方向へおそるおそる目を向けると…。









『ロ…』

「ロッ…」

『「ロイド?」』





大声は出せないが、あの«異名者»特有の個性的なピンクピンクした見た目は間違い無くロイドだ。



なんだか凄くデザインの良い鎧を着ていた。





「無事だったんだね!」

「あの程度なら傷一つ付かねぇよ」





本当に傷無しでピンピンしているから凄い。









…それにしても、なんて嫌な空間だ…。









この大広間の下には隙間だらけのガラガラだが、一人一人が布団の中でスースー眠っている、«異名者»達だ




見る限り怪我もしていないし、布団も真新しい物だ、空気清浄機もクーラーもあってなるべく環境を良くしている感じだ。









…でも、こんな優遇して



なにか違和感が…。









時々テレビとかで見た顔もいるが今はそんなの気にしない方が良いだろう。



でも、これじゃ手伝って貰うのは無理か…。

本来この人達に色々と手伝って貰いたかったが、仕方がない、俺逹だけでやるしか…。





ちっ…何をさせようっつーんだよ…。









「ん?」





ロイドはふと俺達の後ろに居るルイさんを見つけると、歩み寄って一言









「…ルイさんか??」





と、ビビって目を見開いてしまったが、ルイさんもロイドを見て





「ロイドさん、ご無事でしたか」





と。





『知ってんのか?』





と言うと、ロイドはハッとしてから手招きをして階段の方向へ歩いて行った、


どうやら此処じゃ居心地悪いから来いと言うのだろう、確かにこんな«異名者»達が眠っている場所で話なんてしずらいだろう。

俺だって嫌だ。

52話:止められても→←50話:まるでボスの城



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設定タグ:オリジナル , 男主 , 異名、二つ名   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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レイモンド - NEONさん» ん〜ネタが思い浮かばないので無理ッスすみません(苦笑)鳥肌立つ程喜んでくれて嬉しいです!ありがとうございました! (2018年4月29日 0時) (レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
NEON(プロフ) - すごく面白かったです鳥肌立ちました第2期的なものが無いかな~って一人で勝手に期待してます笑笑 (2018年4月24日 19時) (レス) id: d80e9cd58f (このIDを非表示/違反報告)
レイモンド - 白玄 朱龍さん» 遅くなってごめんね!でもネタが思い付かないんだよね、でも頑張るよ! (2018年1月25日 15時) (レス) id: 98b61a0dbf (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - 更新頑張ってください! (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)
白玄 朱龍 - レイモンドさん!黒幕が子供か…あり得ない事があり得るから面白いんだね! (2018年1月21日 22時) (レス) id: 0a2a3cf454 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイモンド | 作成日時:2017年11月5日 21時

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