転生少女 と 似た者同士 の 琥珀 の 犬 ! ▼ ページ1
*黄瀬side*
「とりあえず数学は抑えたみたいだね」
解らない部分をずっと細かく説明してくれたAが難しい顔から明るい表情へと変えてパッと顔を上げた。
無邪気な笑顔にぐらりと理性が歪む。駄目だ平静を保て俺。
「赤点採らなくて済むっスかねこれで」
「ま、黄瀬くんは要領良いから一度ポイント覚えたらイケるでしょ♪」
「よっしゃ!じゃあ次は、理科をお願いしたいっス!」
「いや理科は暗記すれば大丈夫だからね?」
「えっ!?;」
A先生が呆れた様な態度をとりながら、苦笑した。
もう苦笑いでさえ可愛く見える俺は重症だと思う。
「じゃあ私も理科を………ってアレっ!?理科の問題集がないっ!!;」
変にドキマギしていると、Aが隣で表情を歪めながら鞄を漁っていた。
どうやら勉強道具を何処かへ忘れてしまったらしい。
「うわー、教室かなぁ?教室だよね?あちゃーやっちゃった…まだ教室開いてるかな?」
不安に駈られているAの斜めに座る彩香が口を開いた。
「開いてるよまだ。でも鍵のおじちゃんが徘徊してるから早めに行った方がいいよ?」
「マジか…うへぇ〜、んじゃいってくる」
「はは、Aっち割とドジっ娘っスねぇwww俺は教室に忘れ物とかしない……………」
言って、鞄を覗いてみる。
と、その時何か無い様に見えて黄瀬は少し慌てながらガサゴソと漁った。
やべぇ今日の宿題プリント教室に忘れたっス…
「………Aっち、俺も行く。」
「えwww黄瀬くんも?www」
「黄瀬君…人の事言えませんよ」
「全く…馬鹿な奴なのだよ…」
「黄瀬ちんあほ丸出し〜」
「結局似た者同士だなお前らwww」
「皆ヒドッ!?Σ」
馬鹿にされた黄瀬はヘラヘラ笑うAの隣を歩きながら図書室を後にした。
教室の窓から見える空はもう暗く、夕焼けと夜空が混じり合って心が締め付けられる風景だった
忘れ物がプリントだけだった黄瀬はすぐに教室まで取りに行ってAの教室に向かった。
黄瀬とは反対にAはまだ問題集を探していた。本人に聞くと机の中に入ってなかった様で。
「くっそぉ出てこいや私の理科問題集!」
泣きそうになりながら必死に問題集を探すAの姿に黄瀬は何となく笑えてプッと笑みを溢した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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KAME - mokomoko@KAMEさん愛してます>あ、あの…まずニックネームが…////お恥ずかしい限りです///で、えと、話戻しますが、灰崎君は高校生の時、既に悪者となっています。しかし私はあの時も彼の根は枯れていないと信じてます。それが伝わってくれると嬉しいです(σ*´∀`) (2014年9月23日 22時) (携帯から) (レス) id: 5b37bf2054 (このIDを非表示/違反報告)
mokomoko@KAMEさん愛してます - KAMEさん» (´;ω;`)グスン…灰崎…すまん…すまなかった…っ!カメちゃんに無理矢理キスした時、「灰崎シねシねシ((」とか言ってごめん…! 今回も涙ぐんでます。シリアス→小さい笑い→シリアスのサンドイッチって涙腺崩壊させる為の武器ですよね(´;ω;`) (2014年9月23日 19時) (レス) id: 2aa41140c5 (このIDを非表示/違反報告)
KAME - mokomoko>感情移入してくれるとは嬉しい限りですね!mokomokoさんの気持ちをこれからも聞かせて貰えると嬉しく思います。今、泣きそうになっていると、この先は不安になりますね(笑) (2014年9月23日 15時) (携帯から) (レス) id: 5b37bf2054 (このIDを非表示/違反報告)
mokomoko - KAMEさん» なるべく早く気付いてほしいですね。カメちゃんには仲間がいる。だから独りで抱え込む必要は無い…と。…って、カメちゃんは小説の中の登場人物でしたね!いつの間にか感情移入してました…恐るべしKAMEさん…ゴクリ…今回本気で泣きそうになりました…(´;ω;`) (2014年9月22日 16時) (レス) id: 2aa41140c5 (このIDを非表示/違反報告)
KAME - mokomoko>元々第二章に突入した時点でシリアスは増えてくる予定でしたから…。確かに、無理な笑顔は割りと相手にも悟られたりしますよね。それに比べてそれに気付かない夢主ちゃん。きっと、これからも…。 (2014年9月21日 23時) (携帯から) (レス) id: 5b37bf2054 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KAME | 作成日時:2014年9月15日 20時