七夕のメロディ【合作】 (ページ18)

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☆ひなた先輩の過去…16 ページ18

優斗side

音泉が、結界が一枚のところを見つけた。
今、音泉は、音符のお守りに念を込めてる。

そのお守りが、音符になった。

パリンッ！

「壊れた、のか？」

「ああ。これで中に入れる。」

「よし。入ろう。」

そうしておれ達は城の中に入った。

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深流side

「ねぇ、琴音ちゃん。わたし達に出来ること、何かあるかな？」

「それ、わたしも考えたの。でも、私たちがやること…。それは、ここでおとなしく待つこと、だよ。」

………………そうか…。

〈あららぁ？暇になっちゃったぁ？〉

「ひなた先輩。」

〈う～ん…。なんか聞きたいこととかあるかなぁ？〉

「あります！湊達、今、何やってるんですか？教えてくださいっ！！」

〈あ～。それねぇ。………う～んと………。あっ！そうそう。結界破ってお城に入ってきたよぉ。助けにくると思うんだよねぇ〉

そっか。入って来れたんだ！！

わたしと琴音ちゃんは顔を見合わせた。

〈で～もねっ♪そう簡単に、姫達を連れて帰られちゃあ困るのよねぇ。
だ・か・らっ。この部屋は、不思議なチカラで隠しちゃってるのぉ。
あなた達が大声で叫んだって、無駄なのよぉ？〉

無駄……。

「ひなた先輩。あなたの過去、教えてくれませんか？どうして鬼になったのかも…」

〈そうねぇ。暇だし、簡単に説明しようかしら。〉

☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪
ひなたside

わたしは昔、普通の子供として生まれてきたの。
まあ、鬼もちゃんと歳をとるのよねぇ。

でもね。幼児の頃かしら。
その時、わたしは、イジメられた。

『なんでわたしをイジメるの！』

そうわたしは言う。けれど、

『もう、わたし、あんたの顔なんて、二度と見たくない！！ちょっと可愛いからって、調子乗って。ふざけないでよっ！』

そう言われた。

わたしは、自分が可愛いだなんて、一度も考えたことなかった。

みんなの勝手な想像。

もう、イジメに

耐えられない。

そう確信した。

イジメられた時から、友達を

人間を憎んだ。

わたしは人間をやめた。

人間じゃなければ、

もう、傷つかずにいられるもの。

わたしの心は真っ黒に染まり、

全てが真っ黒になった。

鬼になれば

もう…、人間に＿＿あの時戻らなくてすむ。

思い出したくない…

人間になりたくない…

わたしは心の中で、必死に願っていた…

☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪☆♪

まれちゃん任せた！