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それからは私と有馬君は頻繁にコクリアに通った




隣を歩く有馬君は厚い小説を5冊薄い小説を10冊軽々と片手で持っていた



この本は全て琲世が読み終えた本だ




更正プログラムが終了し、来週から琲世は喰種捜査官となる




「やっぱり琲世は私の読み通り一般人より記憶力が優れてる
普通の捜査官より優秀な人材になりそうだね」




「うん、でもまだ弱いから特訓しなきゃだけど」




「あまり琲世をボロボロにしないでね
私が大変だから」




「……無理かな」





「まぁ、頭の片隅にでも入れておいて」




そして私の左に立つ有馬君の方を向いた




「一段落着いたから有馬君と暫くお別れだね
案外楽しかったよ」



それを聞いて首を傾げた有馬君



あれ、私間違った事言ったかな?



「Aも来週から俺の隊で特訓だよ」



俺の隊……特訓?



「それって喰種捜査官だよね?
私の配属って研究員とか医療班とかじゃないの?」



私は只の医者で人間だぞ



「言ってなかったけど和修局長の判断は喰種捜査官と医者の両立」




そう言って契約書を渡された



確かに契約書にはその内容が表記されていた




「それに楪特等から直々に教育された人材を手放しにしておくのも可笑しい話だよね」




「ぐっ……」




確かに父から捜査官についての基礎は教わった



こうして一般人も知らない、捜査官の情報を知っているのもその為だ



「それに琲世の異常に対処するのにそちらの方が適している」



現時点で琲世にいち早く対応できるのは私だが……



「それも一理あるけど私は医者
それを疎かには出来ない」




「その件については後で詳しく話がある」




「でも有馬君の隊は私にはちょっと……」




「Aは俺の事嫌い?」




「そういう訳じゃないけど
優秀な捜査官の居る班でしょ?
平子上等に郡准特等、白日庭出身者も多い
新参者の私は付いていけないよ」




暫く考え、何か閃いたのか手をポンと叩いた




「なら俺と同棲から始めよう
そうすれば大丈夫」




「え、どうしてそうなった」




有馬君の考えは天然の範疇を超えていました

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設定タグ:東京喰種:re , 有馬貴将   
作品ジャンル:アニメ
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いろえんぴつ(プロフ) - うわぁぁぁぁぁ( ;∀;) (2018年11月5日 22時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - いろえんぴつさん» ですよね!!生きて欲しかった(泣)けれど原作と違い過ぎてえっ…… (2018年11月5日 22時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - アニメだけ生きてる説欲しい… (2018年10月29日 19時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - いろえんぴつさん» 本当ですよね!?あっという間に決着ついて驚きました……。流島側を挟んでもう少し引っ張って欲しかったです (2018年10月28日 22時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - キタルさん» アニメ開始早々で退場は凄い悲しい(涙) (2018年10月28日 20時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キタル | 作成日時:2018年7月15日 16時

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