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お昼の休憩時間になりデスクワークを一旦中止し、珈琲を買いに1階の自販機に向かう



さてさて、今日は無糖に微糖、何方を選ぼうかな



「Aさん」



振り向くと平子上等がいた



「久しぶりだね丈君、どうしたの?」



「良ければ仕事終わりに飯食いに行きませんか」









高そうな黒い大皿にはブランド牛がとても綺麗に盛られている



その肉は手前の鉄板で焼かれ、硬くなる寸前で表面を返された




「俺から誘っておいてすいません」




居酒屋に行こうとしたものの何処も満席で、私がオススメのお店に来た次第である




「まだまだ育ち盛りなんだから沢山食べなきゃ駄目だよ
あ、遠慮したら吐くまで食べさせるから」




その発言に丈君が少し顔が青ざめたのを私は見逃さなかった




「それで、相談ていうのは?」




ミディアムレアに焼いた肉を口の中にいれ、肉を1回、2回と噛むと甘みのある肉汁が広がる




「最近、俺を引き抜きたいという話を持ち掛けられるんです」




「まぁ、丈君の実力はもう准特等級だし無理もないんじゃない?」




彼は性格上謙遜をしているが、他の奴が喉から手が出るほど欲しい人材であるのは確かだ




「でも、そんな話に気が乗らないんです
多分俺は」




「……有馬君の下に居たい」




目線を私に向け停止した丈君だったが、また食べ始めた





「……確かにそうかも知れません」




モキュモキュと大きい肉を頬張る姿にギャップを感じる




「君が有馬君に不信感を覚えている事は知ってるよ
何故カネキケンを手元に置いてるのか疑問を感じているのも」




「貴方にそう見えるのならそうなんでしょう」




「嫉妬しても良いんじゃない?
有馬君は少し排世贔屓が過ぎるから仕方ないよ」



私も人の事を言える立場ではないが



「……そういうものですかね」




「心配しなくても、有馬君は1番丈君を信頼してるよ」





「だと良いですけど」





「この話はまだ特等会議でしか挙がってないんだけど
郡君がS1班長に昇進の方向に動いてて
それで有馬君が君を補佐に欲しているんだよ」




「……Aさんは何故特等会議の内容を知っているんですか」




「有馬君が家で嬉しそうに話してしたから」




「相変わらずあの人、特等って自覚ないな」




「今度は三人で飲みに行く?」




「……そうですね」

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設定タグ:東京喰種:re , 有馬貴将   
作品ジャンル:アニメ
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いろえんぴつ(プロフ) - うわぁぁぁぁぁ( ;∀;) (2018年11月5日 22時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - いろえんぴつさん» ですよね!!生きて欲しかった(泣)けれど原作と違い過ぎてえっ…… (2018年11月5日 22時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - アニメだけ生きてる説欲しい… (2018年10月29日 19時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - いろえんぴつさん» 本当ですよね!?あっという間に決着ついて驚きました……。流島側を挟んでもう少し引っ張って欲しかったです (2018年10月28日 22時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - キタルさん» アニメ開始早々で退場は凄い悲しい(涙) (2018年10月28日 20時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キタル | 作成日時:2018年7月15日 16時

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