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「琲世、血抜くよ」



「はい」



琲世の暴走から数日後、私は回復した彼を診察していた




「やっぱりAさん注射器の扱い上手いです」




彼は私の手を見た




本音を言えば、私の手は綺麗ではないのであまり見ないでもらいたいのだが




「他の人だと違和感があるんですよ」




琲世曰く私以外の医者は力任せで刺されるらしい



コツさえ掴めば誰でもできる事だけど……




「まぁ。それは仕方ない
次は怪我してた所見せて」



琲世はシャツを捲った




「うーん、異常は無し
軽い怪我をした部下より治りが良いね」




やはり何度見ても半喰種である彼の回復力は凄まじい



琲世の身体中に張り巡らせてあるRc細胞管によるものだろう




「あはは、Aさんが処置してくれたからですよ」



そう言って彼は困った顔をした



「……こういうのは私の力量じゃなくて当人の気持ち次第だから」




「そうですか」



そして採血の測定が終わった




「琲世、Rc値3000超えてるから極力赫子出さないでね」




「あはは、気を付けます」




「琲世は私と同じ人間だよ
風当りが強くても私はずっとそう思ってるから」



「……ありがとうございます」



琲世は深々と頭を下げた


少しだけスッキリした顔付きになったのは気のせいでは無さそうだ




「診察はこれで終了なんだけど
琲世はこの後S3の会議室に行くでしょ?」




「はい、有馬さんに呼び出されたので」




「ついでにこれを渡しておいて」




机の上に置いてあった100枚近い紙を渡す




「お、重い……これは?」




「有馬君の代わりにやった書類と次の作戦の資料に……その他諸々
書類は付箋付いてる紙に判子押すだけって伝えておいて」




「はい!わかりました」





「宜しくね」

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設定タグ:東京喰種:re , 有馬貴将   
作品ジャンル:アニメ
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いろえんぴつ(プロフ) - うわぁぁぁぁぁ( ;∀;) (2018年11月5日 22時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - いろえんぴつさん» ですよね!!生きて欲しかった(泣)けれど原作と違い過ぎてえっ…… (2018年11月5日 22時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - アニメだけ生きてる説欲しい… (2018年10月29日 19時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)
キタル(プロフ) - いろえんぴつさん» 本当ですよね!?あっという間に決着ついて驚きました……。流島側を挟んでもう少し引っ張って欲しかったです (2018年10月28日 22時) (レス) id: 1987885b90 (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - キタルさん» アニメ開始早々で退場は凄い悲しい(涙) (2018年10月28日 20時) (レス) id: c175a64265 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キタル | 作成日時:2018年7月15日 16時

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