この世界の主役はwrwrdだと思っていたが本当は僕らしい3

きゅうじゅーなな ページ28

gr「乾杯！」



合図と共にグラスを高く上げ、皆のグラスがぶつかり合う


そして、グルッペンが話している時の静寂が嘘のようにワイワイと騒ぎ始めた



僕も、乾杯と同時にゾムにお皿を渡される

…めちゃめちゃ盛られているお皿をね



とりあえず、『いただきます』と小さく言ってから食べ始める


てか、いただきますって言ったの無意識だったな


ここに馴染み始めていることに気づいて、１人で嬉しくなる



相変わらずこの国のご飯は美味しいなぁ！！！




黙々と食べ進めていると、いつの間にか隣にひとらんとマンちゃんが立っているのに気づいた




『ん？んーんんん?(どうしたの?)』



os「こら、食べながら喋んない」



ht「うわぁ…」




マンちゃんはママになり、ひとらんは僕のお皿を見て引いているようだ




『んで、どうしたの？』




「別に急がなくて良いよ」とか「しっかり噛むめぅ」とか言われたので


しっかり噛んで口の中を空にしてから２人に話しかけたよ！えら！





ht「いや…さっき、ごめん」




「さっき」って復讐鬼？の時かな




『あー、大丈夫大丈夫！別に怪我してないし！
２人は？』



ht「平気」



os「うちの軍の医療班は優秀めぅ！」




そう言って、どや顔しているマンちゃんと苦笑いのひとらん

なんか、２人とも自国のことめっちゃ好きそう()


でもよかった、無事で


それにしても…ひとらん強かったなぁ




『ひとらんの復讐鬼？ってやつさ

二重人格的な感じなの？意識無かったんだよね？』



ht「解放中は俺の意識は無かったから

多分二重人格的なのだと思う」



『へぇ…それも能力なんだ』



ht「うん、しかも下手すると暴走するからたち悪いよな


Aが止めてくれなかったら死んでたかも」




そりゃまた危ない…

よく解放したな…まぁ、僕が無理でもグルッペンが止めてくれるって信頼してるからか




『それにしても強かったなぁ…

あれを制御して使えるようになったら強そう』



ht「俺の父さんは制御してたから、俺も出来るはずなんだよ…


修行が足りないのか…」




そういえばオリジナルの能力について教えてなかったね！！！


オリジナルの能力っていうのは、基本その家系で受け継いでく能力

…例外もいるけどね←


だから軍とかにオリジナルの能力を持ってる人が多いのは、家系関係ってことなんだよねぇ


後は、貴族に多いかも

国の存続がかかってるからね、強い子育てなきゃってことだと思う

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