この世界の主役はwrwrdだと思っていたが本当は僕らしい3

きゅうじゅーろく ページ27

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cn「てか、この人らすぐ連れて行かないとやん」


syp「あ、そうやった」


em「あぁ、２人とも行きましょ！」


sn「あれ、もうそんな時間？」



３人は、どうやら僕らを呼びに来たらしい

用件は聞いても教えてくれず
目的地が分からないまま、急かされて廊下を進んだ


なんで教えてくれないんだろう…


＿



目的地は、食堂だったようだ

扉の前まで来ると、ショッピに「扉、あけてみ」と言われ

何故僕なのか…と不審に思いながら扉を開ける


だけど、それは部屋の中を見たことで、どこかへ吹き飛んだ



os「あ、Aやぁ〜」


ht「ほんとだ」



食堂は、普段とは違い、華やかな飾り付けと豪華な食事やお酒が並んでいて

お祝い事でもするような雰囲気を醸し出していた


なんだろう…こういうの見るとテンション上がるよね！楽しくなってきた！



『凄い…なにこれ！え？誰かの誕生日？』


ut「いやいや、誰の誕生日でもないで」


『え？じゃあこれ…』


kn「Aが幹部になった記念のパーティーや！」


zm「A！早くこっち来いよ！」



嬉しい、めっちゃ
目頭が熱くなるのを感じながら食堂を見渡す


自分のために、パーティーを開いてくれた

それだけで気持ちが爆発しそうだ


感情がもろ顔に出ていて、表情筋がゆるゆるなのが自分でも分かるくらいだから落ち着くために深呼吸をした


そして、後ろの４人に背中を押され
パーティーの始まりへと踏み入れた


＿



どうやら僕らが最後だったようで

僕たちがテーブルを囲んだことで、パーティーが始まろうとしていた



gr「A！よく来たな！」



「どうだ驚いただろう」と言わんばかりの笑みを浮かべるグルッペンに思わず笑みが溢れる

これは確かにグルッペンくん(５歳)だな…



sya「はよ食べようやぁ、お腹減った〜」



どうやら、お腹が空いている人が少なくないようで

何人かが、シャオロンに続いて「早く始めろコール」をしている



gr「…俺もお腹空いた」



まさかの総統様までお腹が空いていることが判明したんだが…

ごほん、と咳払いをしたグルッペン
恐らく前置きの言葉をゴッソリ抜かして、乾杯の合図に移った


…僕も目の前の料理に待てするのが限界になってきた



gr「えー…この国の主役は我々である

しかし、今日、主役の中にAが加わった…嬉しい限りだ


さて、長い前置きなどは辞めにして…一言


今日の主役はAだ！

さぁ諸君、パーティーを始めよう！乾杯！」

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