【カゲプロ】メカクシ団に猫耳が生えた少女が来ました【オチ決めてください】← (ページ34)

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すると、今さっきシンタローさんから声が聞こえたというのに、カノさんの方から声が聞こえた。
「吊り目さん吊り目さん。ちょっと出して下さいな」
「んー？はいはい」
カノさんがポケットから携帯を出す。

「はい」
「うわああああああ！え、え！？エネちゃんなんでそれ持ってんの！？」

エネさんが一言言った後、カノさんが急に動揺しだした。
あまり動揺とかしないタイプだと思ってたんだけど…。
「目を欺く」能力を持ってるんだし…。
「カ、カノが動揺してるっす…！」
やっぱり。カノさんは普段あまり動揺しないタイプなんだろう。
「わ～…初めて見た～」
マリーさんはキラキラと目を輝かせている。
「これはレアです！」
モモさんは瞬時に携帯を取り出し、カノさんにレンズを向けた。
「エネは何を見せたんだ…？」
「カノの弱点になるようなものを持ってるとは…」
キドさんとシンタローさんは感心した様子で見つめる。
コノハさんとヒビヤさんはもくもくとカレーを食べている。

「ど、どうしたんでしょうか…」
「カノも所詮男なんだよ」
シンタローさんはそれだけ言って、カレーを食べ始めた。
「そうっすね、うん」
セトさんはそれに納得したようで、シンタローさんと同様、カレーを食べ始めた。
目の前で美味しそうにご飯を食べられると、私も食べたくなる。
でも、カノさんも気になる…。

にしても「所詮男」ってどういう事なんだろうか…。
「モモさん、今さっきシンタローさんが言ってた「所詮男」ってどういう意味ですか？」
「んー？あー…どういう事だろうねー。純粋なAちゃんには早いかなーｗ」
モモさんはいまだレンズをカノさんに向けたまま言った。
…私にはまだ早い……？
ますます言葉の意味が解らなくなってきた。