【カゲプロ】メカクシ団に猫耳が生えた少女が来ました【オチ決めてください】← (ページ4)

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振り向くと、カノさんも振り向いていたみたいで、カノさんの後ろには、7人くらいの人達が立って、凄く不機嫌そうな顔でカノさんを見下していた。
その先頭に立っていた、「阿吽」と書かれているパーカーを着ている女性は、た、炭酸お汁粉…？と書かれている缶を持っていた。おそらくあれでカノさんの頭をたたいたのだろう。
痛そう…。

「カノさん…？何してるんですか…？」
「カノ、その人…誰…？」
「吊り目さんまさか初対面の人とかそんなんじゃないですよね？ね？」
「カノがそんな不埒な行為をしていたなんて、俺はまだ信じたくないっす…」
「おじさんいろいろとアウトだよ」
「なにしてるの…？」
「カノ…お前…なぁ…」

「カノ、俺達に解るように説明してもらおうか…？」

紫のパーカーを着た女性が言った。
その姿は殺気に満ち溢れていた。
カノさんはと言うと「あ、えと、その……えーっとね…」と、ごにょごにょと何か呟いている。
その顔こそ笑顔だったけど、青ざめているのは見てすぐ分かった。
すると、阿吽のパーカーを着た人が私の目の前に来て、私と目線を合わせるようにしゃがんだ。
「ごめんね、この人ちょっと変態だから…。許して…くれるかな…？」
「えっ、いや、別に、大丈夫です。とりあえず、ここから抜け出したいです…」
私がそういうと、阿吽のパーカーを着た人は、「カノさん」と一言言った。
すっごく笑顔で可愛らしい表情をしていたけれど、殺気めいた空気は隠せずにいた。
カノさんはそれを察したのか、スッと手をどけてくれた。ありがたい。

私はベンチから降りて、久しぶりに地面に立った。
「あ、ありがとうございます」
私は阿吽のパーカーを着た人に言った。
「ううん。こっちこそごめんね？この人は後でキッチリ処罰するから」
しょ、処罰…。
普通は「言い聞かせておきますから…」とかじゃないんだろうか…。

「それじゃあ、私はもう行きますね。ありがとうございました」
私はその場を離れようとした。
これ以上ややこしい事には巻き込まれたくない。
しかし、またもカノさんの言動が私を止める。

「その子、目に何かあるみたいだよ…？」