【カゲプロ】メカクシ団に猫耳が生えた少女が来ました【オチ決めてください】←

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「向こうまで声聞こえたっすけど、本当に大丈夫なんすか？」
あぁ……やっぱり。
向こうまで聞こえてたんだ。それでこっちに来たんだ。
「ううぅ……大丈夫です……ちょっと毛が抜けましたけど…」
床には短い白い毛が落ちていた。
「け、毛が抜けたの！？ご、ごめんね！ホントに大丈夫なの！？」
「だ、大丈夫です！か、髪の毛が抜けたみたいな事ですので！」
おそらくそういう事だと思う。
踏まれたときは毛が抜けた感じとかはしなかった。床に落ちているのを見て気が付いたんだし。
実際夏になると少しだけ毛が抜けるし、多分……多分、そういう事なんだろうと思う。
「そういうもんなのか…」
シンタローさんが呆れたような声で言った。
「た、多分……そういうもので良いと思います…多分…」
「そうか…」
「じゃあ、自分で抜いても痛く無いの？」
「そ、そういう事じゃないかと…」
「よく解んない…」
「コノハさん…」
私は苦笑いをした。
コノハさんは首を傾げている。

「ま、まぁ、大丈夫ならそれでいいだろう。俺は夕飯の準備してくるからな」
「わ、す、すみませんっ。手伝います！」
私は慌てて立ち上がって、キドさんの方へ行った。
泊めてもらって何もしないというのは失礼だと思う。
「いや、良い。客人に手伝ってもらう訳にはいかないからな」
「え、で、でもっ、大丈夫です！手伝わせて下さい！」
「えー…いや、でもなぁ…」
「うぇー……キドさっ！？」
「ん」を言おうとすると、体が浮いた感じがした。

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