検索窓
今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:112,702 hit

22 シンタローside ページ22

「ねぇ、シンタロー君!?」
「ッ!?」

カノの声でオレの頭は現実へ戻った。
「え……あ、え……?」
突然声をかけられたおかげで、今まで考えていたことが一瞬飛んで、何をしていたのか分からなくなった。
「シンタロー君大丈夫?なんか、上の空だったけど…?」
「え、あ、あぁ。大丈夫だ。ちょっと考え事しててな。すまん」
「ふーん。なら良いけどさー。無理しちゃダメだよー?」
「そうっすよ。悩みがあるなら、相談していいんすよ?」
ここの奴らはどうしてこんなに優しいかな…。
とてつもなく申し訳ない気持ちになる。
オレはこいつらに何をしたわけでもないのに、こんなに親身になってくれて。妹まで世話をしてもらって。オレの世話も見てくれて。
オレより年下なのになぁ…。
なんか、世話になってばかりだ。

何かお礼がしたいという気持ちもないことはない。
でも、残念ながらオレには経済力、行動力、そしてコミュニケーション力が乏しく欠けている。
経済力に関してはモモに借りれば…という手があるが、行動力に関しては誰にも負けない自信がある。変な所で自信を持っている自分が憎い。
頑張って行動して、仮に良い物を見つけても、オレのあのごにょごにょとした言葉が通じるとは思えない。
ネットで買ったもので良いなら、まぁいくらか渡せるんだが…。
ネットで買ったものをあげるというのも、また申し訳ないというか、意に反するというか。

…………うん。
いつかあげよう。うん、いつか。
オレが社会復帰した際になにかあげよう。
うん、そうするのが良いだろう。

すると、先ほどモモ達が入って行ったマリーの部屋から、猫のような悲痛な声が聞こえた。
「にゃああああああああああああ!?」
一同はその声にビクリと肩を揺らす。
そして、顔を見合わせる。

「……なんだ、今の声」
「なんか、猫だったよね…」
「もしかして……」
「……Aさんの声っすかね…?」
「うん…」
「行ってみよう」
「んー。そうだね、行こっか」
と言う事で、オレ達はマリーの部屋へ足を運んだ。

〜♪〜

透明アンサーのあのなんか懐かしい感じが好きですね。
取りあえずシンアヤと遥貴は結婚しなさい←

今回はなんか、シンタローがモモ達の心配して「お兄ちゃん」な所を書こうと
思ったんですけど…

なんじゃこのしけった空気は←

どうにかして戻します←
結構ノープランで進めてるので、たまにカオスすぎて迷子になります←

あ、気が付いていると思いますが、時間軸はバラバラです。

23→←21 シンタローside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (153 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
184人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

たろ。(プロフ) - ぜひともシンタロー落ちでお願いしたいです!更新待ってます! (2021年7月21日 5時) (レス) id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
クマぽん - カノ落ちでお願いします。カノは癒しです。(真顔) (2019年1月5日 21時) (レス) id: a657e0068a (このIDを非表示/違反報告)
実実パンダ - カノ落ち希望ですううぅぅぅうう!! (2014年8月24日 11時) (レス) id: d10367adb3 (このIDを非表示/違反報告)
Apple!! - セトに・・・。更新・・・・・・・・・。 (2014年5月24日 23時) (レス) id: 5c6686c570 (このIDを非表示/違反報告)
心音まゆ@セト愛し隊! - セトに一票、百合ならば、モモちゃんで← (2014年5月18日 20時) (レス) id: cfc2cc227e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ジュピリ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jpaj/  
作成日時:2013年9月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。