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公園では、家族で来たのであろう人達が沢山いた。
…なんでこんなにたくさんいるんだ…。
よりによってなんで今日こんなに…。
まぁ…いいや。気づかれなければ問題は無い。

私は、空いているベンチを探して、そこに座った。
この公園は木が沢山あるから、影が沢山ある。だから、夏でも過ごしやすくて、私のお気に入りの場所でもある。
でも、夏は涼しい代わりに冬は寒い。
寒いのが苦手な私は、冬は絶対にこの公園には来ない。
「夏限定」な所も、実はお気に入り要素の1つだったりする。

私は、深いため息をついた。
日ごろの鬱憤(うっぷん)晴らしだ。
私は、空を見上げながら、目を瞑った。

…………気持ち良い。

そよそよと吹く風が、私の身体を心地よく撫でる。
私はそのまま3分くらい目を閉じていた。

―――目を開けると、目の前には見知らぬ男の子が居た。

「ぅわあっ…!?」
「あ、起きてたんだ」
驚いた私とは対照的に、目の前に居る、吊り目とふわふわとしたクリーム色の髪の毛が特徴的な男の子は、初対面だというのに随分気楽そうだ。
「だ、ど、どちら様で…?」
「僕はカノだよー」
そういってカノさんは私が座っていたベンチの右側に座った。
初対面だというのに、本当になれなれしいというか、リラックスしてるっていうか…。
「いやー。皆で散歩してたらベンチで寝てる人が居たからねー。ちょっと見に来ちゃった」
カノさんは少し笑いながら言った。
要するに私の事を面白がって来た、と言う事…?

「そうですか。私は目を閉じていただけなんですけどね。ていうかもし寝ていたら何する気だったんですか。顔だってあんなに近かったし。本当に変態ですね」
これぐらいズバズバ言えば、どこかに行ってくれるだろう。
「結構ズバズバ言うんだねw面白い面白いww」
……は?
いやいやいやいやいや。
ズバズバ傷つく事を言われて「面白い」などと、普通は言うだろうか。
いや、言わない。私の人生でそんな人に会った事はない。
ズバズバ言うと皆どこかへ行ったのに。

やっぱりこの人は本当に変態なんだろうか…。
ならば、直ちにこの場を動かないといけない。
あまり変態と一緒には居たく無い。
「変な人ですね。…それじゃあ、私はこれで」
私はベンチから立ち上がって、別のベンチに移ろうとした。
しかし、後ろから手を引かれて、カノさんの足の間にすぽっと収まる。

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たろ。(プロフ) - ぜひともシンタロー落ちでお願いしたいです!更新待ってます! (2021年7月21日 5時) (レス) id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
クマぽん - カノ落ちでお願いします。カノは癒しです。(真顔) (2019年1月5日 21時) (レス) id: a657e0068a (このIDを非表示/違反報告)
実実パンダ - カノ落ち希望ですううぅぅぅうう!! (2014年8月24日 11時) (レス) id: d10367adb3 (このIDを非表示/違反報告)
Apple!! - セトに・・・。更新・・・・・・・・・。 (2014年5月24日 23時) (レス) id: 5c6686c570 (このIDを非表示/違反報告)
心音まゆ@セト愛し隊! - セトに一票、百合ならば、モモちゃんで← (2014年5月18日 20時) (レス) id: cfc2cc227e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ジュピリ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jpaj/  
作成日時:2013年9月2日 23時

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