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御咄28 ページ13

『海だぁ――っ!!』

アジトから電車で30分くらいで着く距離にある広くて綺麗な海を、僕達は見た瞬間そう叫んだ。
ちなみにマリーとシンタローくんは肌を焼きたくないとか泳げないとかの理由、ヒビヤくんは夏期講習、さらにキサラギちゃんは海で溺れたというトラウマで来ていない。

「ひゃっほ――い!! 海だぁ――♪ 海サイコ――っ!!」

「キド、どうしたの……?」

「き、キャラが崩壊してるっすよ……!?」

「うん……変……」

僕達は、海を見て満面の笑みでぴょんぴょんと飛び跳ねているキドに向かってそう言う。

「さぁ3人ともっ!! 早く水着に着替えるぞ!」

『ハ、ハイ……』

「……ねぎまないかな……」

キドは、僕と水着を選びに行った時のスカートをひらひらとパンツが見えそうなくらいにスキップをしながら、女性用の更衣室へと入っていく。
僕達は暑さで頭がおかしくなったらしいキドが入ったのを見送り、その隣にある男性用の更衣室に入ってそれぞれ自分のイメージカラーの水着を着て外に出た。

「あれっ、キドはまだらしいっすね」

「どーせ中で、こんな露出多いの着れない〜とか思って出れなくなってるんじゃないの〜?」

そして炎天下の中キドが来るのを待つ事約5分後、女性用の更衣室から誰かが出てきた。

「あっ、やっと来たっす……って、ん!?」

「3人ともすまんな、遅くなって」

「きっ、キドッ……その……何か結構ろろろ露出多くないっすか!?」

「ん、そうか? コレ、カノに選んでもらったんだが……もしかして、似合ってないか……?」

「に、似合ってるっすよとても!! コノハさん、ちょっとキドと先に向こうで遊んでてくれっす!」

「うん、分かった……。キド、遊ぼ?」

そう言ってキドとコノハくんは少し遠くの方へ歩いていく。それを見送っているとセトが僕の腕を掴んで引き寄せ、僕の肩に腕をまわしてコソコソと話しかけてきた。

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設定タグ:セト , カゲ腐ロ , カノ   
作品ジャンル:アニメ
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マタニティースパイラル@バイオハザード4 - 上を見て「遊んで〜」で\(w^o^w)/…泣けるぜ (2017年11月13日 10時) (レス) id: 8a892843d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨ノ宮心音 | 作成日時:2016年9月25日 15時

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