【カゲプロ】セトとカノの恋愛事情。*２* (ページ1)

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御咄16 ページ1

それから数ヵ月が経ったある日の夜。皆は既に各自の部屋に戻っていったが、僕はセトが帰ってくるまでリビングのソファーに座り、スマホを弄っていた。そして数10分後に帰ってきたセトは、何故かいつもより笑顔だった。

｢あっ、修哉ただいまっす！皆はもう部屋に戻ったんすか？｣

｢うん、幸助はあっちで風呂入ってきたんでしょ？銭湯で｣

｢うっす！あぁそうだ、今喉乾いてるっすか？｣

｢んー、まぁ乾いてるけど……それがどうしたの？｣

｢じゃあ丁度よかったっす、さっきジュース買ったから飲むっす！｣

幸助はそう言うと、手に持っているビニール袋からペットボトルを出して僕に渡し、隣に腰かける。

｢……幸助、これ何味？サイダー？｣

｢それはブルーハワイ味っす！期間限定で高かったんすからね？｣

｢へぇ～……、じゃあいただきまーっす……ッ何これ超美味しい!!｣

水色の液体を少し怪しみながらもキャップを開けてゆっくりと口内に流し込むと普通に美味しく、僕はその後もがぶがぶとそれを飲んだ。
それから数分程セトとバイトの話をしていると、突如体の至る所――特に下半身がムズムズしてきた。

｢ねぇ……こっ、幸助ぇっ……何かよく分からないんだけど……ムズムズする……ッ｣

｢！ ……じゃあ、一応俺の部屋に行くっすか？｣

僕が頷くと、セトはにこりと笑って僕の肩に手を置く。

｢ひゃっ!!｣

刹那、僕の身体が何故か敏感になっていて身体が熱くなった。

｢……どうしたんすか？｣

｢いっ、いや、何でもないよッ……？｣

そう言ってセトと一緒にセトの部屋に行ってベッドに腰かけた僕は、触れられた所が何故か熱くなってきた為着ていたパジャマを脱ぎ、Ｔシャツとパンツ姿になる。

｢はぁッ、はぁっ……幸助ぇ……キス、……して？｣

僕がそう言うと隣に腰かけているセトはクスッと笑い｢もちろん、いいっすよ｣と言って僕の両手首を掴んでベッドに押し倒し、優しくキスをした。
な、何これっ……いつもの倍ぐらいに気持ちいいッ……！
次第にキスは激しくなり、セトは舌を入れようとしてくる。僕が少しだけ口を開けると、セトの生暖かい舌が僕の口内に入ってきた。