チルドレンレコード ページ1
「――おーい、カノ! ちょっと来てくれ!!」
皆がいるメカクシ団アジトに、事件が発生した。俺、木戸つぼみはメカクシ団の団長を務めている。
「なになに〜? って、キドどうしたの!? ……あっ」
黒いパーカーのポケットに両手を突っ込み、笑顔で俺の方へと歩み寄ってくるのは、孤児院からの腐れ縁・鹿野修哉。
カノは目を欺く、俺は目を隠す能力を持っている。幼少期はこの目のせいで、散々な目に遭わされて大変だったが、今は使いこなせている為そうでもない。
「カノ、助けてくれ……!! 虫がいるんだ……早く倒してくれ!」
俺は自室のベッドの上でフードを深く被り、両手で頭を抱えて震えながら情けない声でそう言う。
そう、俺も皆と同様、虫が苦手だ。『俺』とか言って強がっている様に見えても、中身はちゃんと女だ。胸だってある。
……小さいが。
「へいへいっと……キドー、もう大丈夫だよー!」
カノは、ササッと奴を倒して後始末をし、駆け寄ってくる。相変わらず、何かあった時にはとても頼れる奴だ。
「あ、ありがとな。……ん? 何だ、何か用でもあるのか?」
カノは自室に戻らずに、俺の前でニコニコしながら立っている。
「え、何って……ご褒美だよ、ご褒美! キド早く〜!」
そう言うカノは、瞳をキラキラと輝かせて俺に詰め寄ってくる。
やっぱりこうなるのか……。
「ねぇ早く頭撫でてよ〜! あっ、それかハグでも――い゙っ」
『ドゴッ』という効果音が出そうな程、俺は拳をカノの鳩尾へと突っ込む。
まったく、毎日毎日コイツは調子に乗って……。
「んな事する訳ないだろ。まったく、今日はお前の好きな物を夕食に出そうと思っていたのに」
「酷いなぁ〜、せっかく倒してあげたのに何もくれないなんて」
「お前がそんな事を言っていなければ、何かをあげていたかもしれないがな。……夕食の買い出しに行ってくる」
俺はそう言ってキサラギとコノハを買い物に誘いに行き、フードを深く被ってキサラギを俺の能力で存在感を薄め、アジトを出た。
コノハは目を醒ます、キサラギは目を奪う能力を持っている。
そのキサラギの力を打ち消す事が、俺の能力で出来るのだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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キボシ - さ、最高!!!カノキド愛してる!!! (2018年8月5日 1時) (レス) id: 03936925d8 (このIDを非表示/違反報告)
+1/ぷらすわん - カノキド愛してるよぉぉぉぉっ!! (2016年7月20日 18時) (レス) id: 709004cd4e (このIDを非表示/違反報告)
零ーレイー(プロフ) - 私、カゲプロが大好きなので、凄く面白かったです!更新頑張ってください! (2016年7月14日 7時) (レス) id: 456dbe64c1 (このIDを非表示/違反報告)
なおりん - 雨ノ宮心音さんさっきは私の作品にコメントありがとうございました!いいですね!カゲプロ私も大好きです(*^^*) (2016年6月18日 21時) (レス) id: 6eceb2fe56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーさん(プロフ) - すごくおもしろかったです!お気に入り登録しました!!カノキド最高!! (2016年5月1日 18時) (レス) id: af502dc73a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2016年4月30日 12時