第147夜 煌々たる世界にて ページ49
太陽から放たれる眩い光を受ける本拠地にて。
「ソロモン、この統制から帰ったら」
「分かってるよ。ちゃんと教えるって」
7人の手に持つ神杖が光に反射する。
「じゃあ、いってきま〜す!!」
少しだけ伸びをし。
目的地へと歩みを進める僕等の背中を、生暖かい風が押す。
ーーしかし、この者達が辿り着いた場にグヌードは無くーー
「何故お前がここにいる!!」
ーーただ1人、ダビデという名を持つ者が待ち構えていたのだったーー
「これまでの戦い、見事だった」
「何のためにここに?」
一歩ずつその距離を縮められる度、神杖を握る手に力が入る。
「レイメスという男を知っているだろう。居場所を教えろ」
「…、昔に会ったことはある。でも居場所は知らない。だから此処は引け!!」
ザァァアアと、気味の悪い音を立てる風が僕等の髪をなびかせる。
「レイメスでなくともお前でもいいのだが。しかし、やはりあいつには劣る」
「何を言ってる。彼は大魔導士なんだ、僕なんか劣っているに決まってるだろ」
そう言った瞬間、ふっと彼から笑みが漏れる。
「ならばもう、お前等に用はない。ここでお終いにしよう」
突然の攻撃にボルグを張るものの、それは無意味で。
「勝手に来といて勝手に終わらせる? そんなの身勝手だ!!」
「レイメスもそのような事を言っていたな」
7人全員で攻撃を仕掛けるが、彼に届く前に防がれてしまう。
「レイメス、レイメスって。あんな事しといて今更何が目的だ」
「あの時は気づかなかったが…。あいつは鍵を握っている」
「…!! お前、神聖なものに手を出したのか!!」
神たるものに人間が手を出す。それは決してあってはならない事で。それなのに彼は手を出したと、平然な顔をして言うのだ。
「同じお前なら…と思ったが」
「神聖なものの領域に人間が踏み入るなんてしちゃいけないことなんだ!」
「だがお前はその神聖なものに助けて貰ったのだろう?」
「…、なんで知ってるの」
その問いに、ただ彼は意味深な笑みを浮かべるのだった。
ーーその後、マゴイ切れになり戦闘不能ーー
ーー彼等に残された道は�犹爿瓩任△辰拭次�
「�爐泙伸甓颪�う、百戦錬磨のA」
ーー煌々たる世界。ダビデとの攻防にてーー
A、七魔導士団 : 死亡
亡骸 : 残らず
〜御礼と次回予告〜→←第146夜 例のアレが見つかった件について
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千年彗星(プロフ) - 青鷺さん» コメントありがとうございます!! 小説共々、頑張っていくので今後ともよろしくお願いします(*^^*) (2016年6月28日 6時) (
レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - マリーネさん» コメント感謝です(*^^*) 読者さまが楽しんでいただけたら幸いです! 今後ともよろしくお願いします!! (2016年6月28日 6時) (レス) id: 45d0ac0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
青鷺(プロフ) - 千年彗星さん» 小説もだけど、受験頑張ってください！！！勉強？なにそれおいしいの？ (2016年6月28日 6時) (レス) id: cb35208076 (このIDを非表示/違反報告)
マリーネ(プロフ) - むっか〜。シンドバッドむっか〜。 (2016年6月28日 4時) (レス) id: 252b10e98a (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星(プロフ) - きゅーちゃんさん» 好きと言っていただきありがとうございます!! 今後ともこの小説をよろしくお願いします(*^^*) (2016年5月2日 17時) (レス) id: 113143dc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千年彗星 | 作成日時：2015年8月1日 13時
