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第50夜 シンドリア王国 ページ1

ザァァ…
という波の音に、人々が行き交う町。


治安も良く、安心して暮らせそうな場所。









此処は
南海の国、シンドリア王国。

シンドバッドさんが若くして創り上げた国だ。








ユナンに付き合って、
そんな処に僕達はやって来たわけで。




てかさ、

「あの変態マギはどこだ」




実を言うと、
此処に入国する前にユナンとはぐれてしまったのだ。




「主。迷い子ですか?」

「違う!!断じて迷い子なんかじゃない!!」




そうだ。
僕が迷い子なんじゃなくて彼奴が迷い子なんだ!!



と、
いう具合にさっきから同じ会話を繰り返している僕等。




しっかし…、

「あの王宮大きいな…」



まぁ、
王様住んでるからそりゃあ大きくはなるけどさ。
ほら。限度というものがあるでしょ。

何事も限度は大事だよ。
うんうん。



「てかさ、
ユナンが王宮近辺に居る気がするのは気のせいかな?」



いや。
気の所為じゃないな。
だって今緑の帽子を被った人が王宮に
不法侵入していったもん。


うん。

不法侵入。

…。

あれ?不法侵入って何だ?

確かあれだよね。
許可なく入って行くことだよね。




「あー。ねぇ。不法侵入って悪い事だよね?」

「はい!!」




元気良く答えてくれるシトラー。

うん。
あのね、元気良く答えてくれるのは嬉しいんだけど…。




「ユナーーーーン!!!
不法侵入すんなーーー!!」




こんな呑気なことしてる場合じゃないんだよ!


不法侵入とか同じマギとして恥ずかしいわ!!
もっとマギとしての自覚をもってくれ!!
頼むから!!




「見つけたらまず、顔面一発殴る!!」




そんな事を一人ぼやきながら
王宮へ猛ダッシュする僕の足。









白ルフが舞うシンドリア王国。
今此処で、新たな物語が幕を開ける…。

第51夜 茶番劇に終止符を→



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千年彗星 - 花臨さん» コメントありがとうございます(*^^*)進○の巨人にもそんなシーンがあるんでしょうか?よく知らないので時間の合間に読んでみようかと思います(*^^*) (2015年10月5日 0時) (レス) id: c561c3ef2a (このIDを非表示/違反報告)
花臨 - 凄く面白いです!更新を毎日楽しみにしてます! 89話「人間です」……進●の巨人ですかね(笑) (2015年10月4日 13時) (レス) id: 932ef91d5e (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - 紅鈴さん» コメントありがとうございます!更新率遅くてごめんなさい!!そう言ってもらえるととても嬉しいです(*^^*)頑張ります!! (2015年7月24日 21時) (レス) id: 81bd355fba (このIDを非表示/違反報告)
紅鈴(プロフ) - 千年彗星さん» いつも更新するのを待ってます!頑張って下さい!!v(*⌒0⌒)v頑張って♪ (2015年7月23日 21時) (レス) id: da4cbf1016 (このIDを非表示/違反報告)
千年彗星 - まめもちさん» コメントありがとうございます!なかなか更新できませんが精一杯尽くします! (2015年7月19日 17時) (レス) id: 3062e15b98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千年彗星 | 作成日時:2015年2月3日 23時

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