46．タルトと猫 ページ46
真人「叢雲を呼んでくれない？アイツも俺たちの仲間だから……」
A『そうだね。出てきて＿＿＿＿��叢雲��』
真人は叢雲のことも仲間だって認めてくれたみたい。
初めて会った時は突っかかってたから心配だったけど……僕に呼ばれ叢雲も出てくる。
叢雲「＿＿主殿に真人か。……ん？人が多いな」
脹相「真人から話は聞いている。俺は脹相、それでこっちの2人は弟の壊相と血塗だ」
壊相「おや？貴方は……前にAさんから感じた呪力と同じ。あの光は貴方のものでしたか」
叢雲「我は叢雲、主殿の剣であり盾だ。……壊相と血塗も無事で何より」
血塗「キラキラの兄ちゃんも呪霊なのかぁ？？」
初めて会ったから自己紹介し、和気あいあいとしてきたところで。
花御「もう出してもいいでしょうか？」
真人「うんっ！えへへ、A喜んでくれるといいな〜」
キッチンからそんな会話が聞こえてきた。
花御が冷蔵庫を開け、慎重に何かを持ってテーブルに置く。
それはフルーツをふんだんに使ったフルーツタルトで。
チョコプレートには拙い文字で『ありがとう』と書かれていた。
A『！ねぇ、これって真人が作ったの？』
真人「花御たちも手伝ってくれたんだよ」
漏瑚「全く、たかが料理なのに危なっかしくて見てられんかったわい」
花御「そういう漏瑚も手伝ってくれてましたよね？」
不格好だけど美味しそうなタルトケーキ。
皆んなで頑張って作ってくれたんだ、そう思うと食べるのがもったいないな。
A『凄く美味しそう！そうだ、写真撮ってもいい？』
真人「どうぞ！……あ、俺は呪霊だから写らないか」
A『写らなくても側にいて欲しいな』
漏瑚「儂は人間の記録なんぞに興味無いがなっ」
記念写真を撮ろうとタルトの前に皆んなで集まる。
漏瑚も寄ってきてくれるし、花御も後ろで屈んでくれた。
血塗「陀艮も一緒に撮ろうなぁ」
陀艮「ぶぅ〜♪」
壊相「私たちは写真に写ってしまいますよ」
脹相「高専に見られると不味くないか？」
A『大丈夫、高専も離れるし……思い出を残したいんだ』
陀艮と血塗は仲良さげにソファに乗る。
近くに脹相たちが並んで、叢雲は背が高いから後ろに行った。僕の横には＿＿
真人「俺はもちろんAの隣ね♪」
A『おいで。撮るよー……はいチーズ！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 141人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュリィ | 作成日時：2023年5月7日 20時
