23．添い寝と猫 ページ23
いつもより狭いベッドで朝を迎え＿＿＿＿
五条「＿＿おはよう、A。
悠仁を抱きしめながら寝るなんて……先生嫉妬しちゃうよ？」
A『んー、五条先生……？』
悠仁「むにゃ……なんか騒がしいけどどったの……？」
五条先生の声で隣で寝ていた悠仁も起きてくる。
僕はというと、無意識のうちに悠仁を抱き枕にしていたようで。
悠仁「おわっ……！俺、Aに抱きしめられてる……//！？」
五条「僕でさえまだAから抱きしめられたことないのに……。
悠仁、覚悟は出来てるよね？」
悠仁「えっ、！？先生顔怖いって！！」
黒い笑みを浮かべながら五条先生がにじりよってくる。
まだ半分寝ている僕は寝ぼけ眼でぼーっと眺めていると＿＿
順平「＿＿A君、起こしに来たよ……っ！！
虎杖君に五条先生！？」
悠仁「あ、順平もおはよ……って、何か怒ってない！？」
順平「なんでA君のベッドに先生と虎杖君がいるの？？僕は添い寝なんてしてもらったことないのに」
いつものように順平が僕の部屋に起こしに来てくれた。
僕は朝が弱いから毎朝、順平に起こしてくれるよう頼んでたんだけど……。
��澱月��を召喚すると背後でゆらめかせながら＿＿
順平「A君、安心して？すぐに2人を連れてくから」
五条「待ちなよ。まだ先生はAと一緒に寝てたいっていうか＿＿」
順平「先生、このことを夜蛾学長にばらしてもいいんですか？」
五条「あ……先生用事思い出したかも！」
そう順平がニッコリ笑いながら言えば、五条先生は僕の部屋から逃走した。
悠仁はというと順平の迫力に気圧され＿＿
悠仁「なぁ、何も澱月を呼ぶことないんじゃ……」
順平「いくら虎杖君の頼みでも聞けないよ。行けっ＿＿＿＿��澱月��！」
澱月「〜〜！！」ｶﾞﾊﾞｯ
悠仁「え、ちょっ……うわっ＿＿！？」
澱月がガバッと抱きつけば、すぐに悠仁を触手でぐるぐる巻きにする。
順平「それじゃあA君、また教室で会おうね」ﾆｺｯ
A『う、うん』
手際よく悠仁を捕まえると順平も部屋から出ていってしまった。
そこへちょうど通りかかった恵も顔を出してきて＿＿
恵「……吉野のやつが虎杖を簀巻きにしてたが何かあったのか？」
A『ちょっとね。気にしないで』
怪訝な顔をする恵に僕は曖昧に笑って誤魔化した。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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作者名：シュリィ | 作成日時：2023年5月7日 20時
