それでも、好き。【シカマル】【我愛羅】

怒り ページ10

『て、テマリ姐さん…カンクロウのアニキ…！！ち、違うの…これはーー』

テマリ「Aは黙ってな」



ふ、２人とも怒ってる…！！
これはヤバい…！！



カンク「Aに怪我させた奴はお前か？」

ナルト「木の葉丸！」



男の子のマフラーを掴むアニキ。
そ、想像以上にお怒りでいらっしゃる…！



ナルト「おいコラァ！！木の葉丸離さねーと俺が許さねーぞこの馬鹿！！」



その言葉に女の子が反応し、金髪の子の首を絞め上げる。
そして、コソコソ話し出す。




カンク「このガキの後は、そこのうるさいチビね」



そう言って、拳を振り上げるアニキ。
私が止めに行こうとした瞬間。




カンク「ッ！」

『……石？』

サスケ「よそん家の里で何やってんだ。テメーは」

サクラ「サスケくーん！！」



木の上にいた男の子。
黒髪で、美形な顔だ。



サスケ「悪いが、その女をこっちに渡してもらおうか」



その女……って、私？



カンク「利口ぶったガキが一番嫌いなんだ…」

『アニキ！？カラスまで使う気！？』



何も傀儡まで使わなくても…！！



我愛羅「辞めろカンクロウ。里の面汚しが……」

『我愛羅…』



木の上にいた我愛羅。
良かった…ホッと息を吐く。



カンク「が、我愛羅聞いてくれーー」

我愛羅「言い訳は聞かない」

カンク「違うんだ！コイツらがAに怪我を…」

我愛羅「……なに？」



我愛羅は血の出た私の膝を見てから男の子達を睨んだ。
が、我愛羅の参戦は流石にマズイ…！！

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