それでも、好き。【シカマル】【我愛羅】

数年後 シカマルside ページ7

イルカ「第十班、山中いの、奈良シカマル、秋道チョウジ！」



数年後。
下忍となった俺。

A、お前が居なくなっちまったこの数年間。
心にぽっかり穴が空いちまったみたいになった。

お前も今頃ここにいたら、同じ班になれたかもな。




いの「Aが居なくなって…もう何年かしらね」

シカマル「さぁな……数えてねぇよめんどくせぇ」




数える必要なんてない。
アイツは帰ってくる。




チョウジ「僕たちが今１２だから……」

いの「５年前か………結構経ったわね」




５年…か。
空を見上げる。




いの「はぁ……Aの事だから、ひょっこり帰ってくると思ったのに…」




いのは寂しそうな声を出す。
まぁ、いのとAとサクラは仲良かったからな。




チョウジ「帰ってくるよ」

シカマル「そうだな」




心配なんてしなくてもいい。

小さい頃、迷子になった時に見せた、あのぐしゃぐしゃな泣きっ面で「寂しかったよぉ〜！」とか言いながら帰ってくんだろ。




シカマル「そろそろ行こうぜ、めんどくせぇけど上忍の先生の紹介があるからな」

いの「そうね」

チョウジ「うん」




A、お前の事、皆待ってんだ。
早く帰って来いよ。

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