LikeAbout33 火花 ページ33
涼太side
堂々とカノジョの前へ行く!
そして、カレシの威厳を見せるっス。
…と言ったところで、まだ2人の関係性は分からない。
下手な嫉妬して、カノジョを困らせんのも嫌っス。
取り敢えずオレは、表情穏やかに自然と近付くことにした。
梓「学校生活はどう?」
『…茜がいるし楽しいよ。梓君は?』
梓「まぁ、俺も…勉強は、何とか食らい付いてるかな」
『頭いい所だもんね』
梓「北湘だってそうだろ?」
『翠嵐に比べたら、ウチは…』
梓「…俺も…北湘にすれば良かったかも」
『えっ…?』
梓「ハハッ…無理して受験して合格しても、先のこと考えてなかったな…って」
自称・恋愛経験豊富なオレから見て、2人は友達ではないオーラを感じる。
一刻も早く突き止めたいっス。
梓「弓道部には、張り合いのあるAと小倉もいるしさ」
『話し中すんません』
『!?黄瀬君?』
割り込むのは余り好きじゃないんスけど、見過ごす訳にもいかないんでね…
『暇だったんで応援に来たっス』
『そうなの?!連絡くれれば良かったのに…』
『ちょっとしたサプライズにしようと企んでたんスよ…で、そちらは?』
『あっ…』
予想外なオレの登場に、カノジョは困惑気味。
隠したい事でもあんのかな?
首を傾げて出方を待つと、男が先に口を開いた。
梓「翠嵐高校の柳川といいます。Aとは同じ中学で弓道をやってました」
如何にも好青年。
ルックスは悪くない。
この感じ…
自分の知り合いと似てるっス。
見た目は、赤い髪した中学時代の主将に…
話し方や仕草は、緑の髪した癖ありシューターに…
評価を付ける立場ではないが、モテそうな位置っスね。
『オレは、海常の黄瀬 涼太っス』
相手に『誰なのか?』聞いたくせに、自分は必要最低限な事しか言わなかった。
梓「海常?北湘の生徒じゃないのに、どうして此処へ?」
『それは…』
真意を問われるのであれば、即答したい。
後ろめたい気持ちで付き合ってはいないから…
『カノジョに会いに来たんスよ』
梓「…かの…じょ?」
男は言葉を詰まらせる。
しかし、動揺するどころか冷静に対処してきた。
梓「それは邪魔をしました…今、退きますので。A、じゃあ…」
『…お疲れ様』
片手を振り、潔く去って行く後ろ姿。
暫く見つめては、心の警鐘が鳴る。
また会う予感がする…と。
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なび(プロフ) - ?!可愛い顔でどうしました?(゚o゚; (2015年8月3日 20時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
つばさん - ヾ(o´∀`o)ノ (2015年8月3日 5時) (レス) id: 07745c7cb6 (このIDを非表示/違反報告)
なび(プロフ) - リコさん» お久です♪ではでは、私は邪魔せずに話の下書きしようかなぁ??楽しんで下さいね(*´▽`*) (2015年3月28日 23時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - お久しぶりです!コメント出来なくてすいませんでした。これからゆっくり読んでキュンキュンしてます!(///∇///) (2015年3月28日 23時) (レス) id: c67d3cf1ba (このIDを非表示/違反報告)
なび(プロフ) - チャルランさん» お久しぶりでーす(^o^)やはり、皆さん4月に向けて忙しいですよね?実は私も忙しくて…orzスローテンポですが、じっくり読んで下さい♪無理はしないでね(^_^)/~ (2015年3月27日 22時) (レス) id: 2e3b7e0c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なび | 作成日時:2015年2月20日 19時