【七つの大罪】その少女、大罪人 Part３

１１７　メリオダス ページ28

ホーク
「くそ…皆で俺の先回りばかり…！！」


そう言って別の場所を目指すが、草むらを抜けた所でガックリとした。


何故ならそこには岩の上に座っているメリオダスがいたからだ。


メリオダス
「…聖騎士達があそこまで力をつけているとはな…

　この先、手を抜いちゃ戦えねぇってことか」


メリオダスは傍にあった花びらをちぎり口にくわえた。


メリオダス
「…甘っ」


プッと花弁を飛ばす。


メリオダス
「…捨てなきゃいけねぇのかな」


そう言うと、木の枝を折り目の前にある巨大な山目掛けて振った。


ザンッ


山は真っ二つに斬れ、小枝はボロボロだった。


メリオダス
「一転を流星が十字に斬り裂く時

　ブリタニアを至大の脅威が見舞う

　…それは古より定められし試練にして

　光の導き手と黒き血脈の聖戦の始まりの兆しとならん…か」


メリオダスはスタスタと歩き始める。


メリオダス
「あぁ…そして終わらせようぜ」


谷の向こう側ではエリザベス、ディアンヌ、バン、キングがいた。


エリザベス
「メリオダス様…」


キング
「団長…？」


メリオダス
「三千年繰り返してきたこの戦いに―――…今度こそケリをつける！！」

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