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アルジェントside


助けに来てくれたトーマ達は堕天していたことがバレ、私たちはすぐさまその場を離れた。

そして今、地上(アースランド)の私たちを助けるため西塔に向かっていた。


ルーシィ
「ありがとう3人とも。それにレプリ…アルジェントもありがと」


ルーシィが笑顔でお礼を言った。

私はここにいる誰にも顔向けができなかった。


アルジェント
「…怒ってないの?
私は貴方たちを騙し、危険な目にも合わせたわ…」


そこまで言うと上から「全然怒ってないよ」と声が降ってきた。


トーマ
「だってアルジェントにも訳があったんでしょ?」

ルーシィ
「そーそー。それに私のことも助けようとしてくれたしね」

シャルル
「それに私たちとついてきて大丈夫だったの?これじゃあ完全に王都を裏切ったと言っても過言じゃないわ」

アルジェント
「……いいの。後悔してないから」


私はそう言いながら指輪をそっと撫でた。

ごめんね。


ルーシィ
「それよりアンタら…王女の娘って方が驚きなんだけど。トーマに至っては女の子だったなんて…」


ルーシィは話題を変えるようにそう言った。

確かに女王に娘がいたなんて聞いたことない。

そう思いシャルルとトーマを見れば



シャルル
「ハッタリに決まってるじゃない」

トーマ
「ふふん。息ぴったりだったでしょ〜。でも僕が女の子っていうのは本当だからね!」


それを聞いたらなんだかおかしくなっちゃって…


アルジェント
「ふふっ」

シャルル
「ちょっと何笑ってるのよ。ハッピーも何その顔は」


不貞腐れたように言うシャルルをトーマが慰めたり、ハッピーがまた笑ったり。

それを見てさらに笑みがこぼれてしまった。


ルーシィ
「やっと笑ったね!」

アルジェント
「え?」


上で3人が話してる中、ルーシィにコソッと言われた。


ルーシィ
「さっきから暗い顔ばっかりしてたからさ!やっぱりどこの世界でもAは笑顔の方がいいわね」


ウインクしながら言うルーシィを見て、たまらなく嬉しくなってしまった。

心から素直に笑ったのは何年ぶりかしらね。



アルジェント
「ふふっ。ありがとうルーシィ!
さ!早くあの3人を助けに行きましょ!」

希望の光→←***



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しおさば(プロフ) - 自分の気持ちに自覚したところで完結、、、? (1月14日 22時) (レス) @page50 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @yuさん» レス失礼します!ほんとに同意見です、グレイ大好きなのでめっちゃにやけながら読んでたんでガチでショックすぎます( ; ; ) (9月6日 19時) (レス) @page50 id: c4b096ea32 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - ニヤニヤしてたら終わりって文字見えて泣きそうなったの私だけ??? (7月4日 22時) (レス) @page50 id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)
da_icePaL(プロフ) - 完結って書いてたから読んだのにこれはショック… (2021年11月9日 21時) (レス) @page50 id: 493013b9db (このIDを非表示/違反報告)
Karia(プロフ) - このお話の主人公の設定大好きです!これからも応募しています! (2021年8月20日 17時) (レス) id: 03658bccca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤノえもん | 作成日時:2017年7月6日 22時

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