《FAIRYTAIL》一匹狼ともう1つの世界

＊ ページ23

シャルルの作戦により決行された城の潜入。


火がないだのなんだの揉めていたがレプリカがライターを持っていたため松明につけて収まった。



Aはふと思いついたように口にした。





『なんでお前ついてくるの？』

レプリカ
「え？」



ジロリと何かを探るようにレプリカを見ていった。


レプリカは少し困ったように笑った。



レプリカ
「うーん。昔約束したから。」


ウェンディ
「約束…ですか？」


レプリカ
「そ！“奪ってまで魔力を欲しがるのはおかしい。絶対この国を変えよう”ってね。

今動かないと後悔しそうな気がしたから。
それに自分て行動を起こさなければいつまで経っても変わらないでしょ？」


トーマ
「へぇ。もしかしてその相手って恋人？」




トーマの言葉を慌てて否定するレプリカ。


レプリカ曰くただの幼馴染らしい。




『じゃあその薬指にはめてる指輪の相手は？婚約指輪でしょ』

レプリカ
「えっと…これは…」




図星なのかレプリカは歯切れが悪くなる。


トーマやハッピー、ルーシィなどが問い詰めようとした時、行き止まりに直面してしまった。


恋愛話から行き止まりの対処についての話に切り替わりレプリカはホッと一息を着いた。



『(好きな人…ね)』




一瞬グレイの顔が思い浮かんだAだったがブンブンと首を振った。


心無しか顔が熱いと感じたのは松明が近くにあるせいにした。

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