《FAIRYTAIL》一匹狼ともう1つの世界

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あの後、トーマは用があると言ってどこかへ行ってしまった


暇だ…


ぼんやりとしていると不意にグレイの声が聞こえた


目を向けるともう見慣れた光景がそこにあった


隣にジュビアがいてカラメードフランクっていうものを二人で食べてた




いいな、羨ましい


私もグレイの隣にいって昔みたいに…




その時ハッと気づきカウンターに頭を思いっきりうちつけた。


ルーシィ
「え、ちょ！A！？」



ルーシィがなんか言ってるけど無視。


てか何考えてんのよ私。


昔みたいにってなに！！


確かに昔はそういう気持ちはあったかもしれないが今はそんなものどこにもない。


それに仮にあったとしても私は14で向こうは18。


4も違う私に対してジュビアは同世代。


傍から見てもお似合いだしあいつもそんな嫌ではなさそうだし。


いつも一緒にいるし…。


悶々と考えているとどんどん黒いものが私の中で溜まっていく。


この感じ…嫌だ…。


そう思い私はカウンターから席を離れた。


カナ
「A。あんたもどっか行くのかい？なら傘くらい持っていきなよ。いくらあんたでも風邪くらいは引くだろ？」


『ああ。そうだね』


それだけ返し私は外に出た


外は土砂降りでなんだか今の感情を表しているようだった


ああ、嫌な日だ

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