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月が沈み太陽が登ろうとしている頃


エドルーシィは荷物を持ち神妙な顔で立っていた。


そして出口の方へ足を向けた時




『どこ行くの』




肩を揺らしゆっくりと振り返るとソファに座っているAがいた。


膝の上にはトーマが眠っており優しく撫でていた。



エドルーシィ
「あたしのギルド()だよ。みんなを説得してみる。」




意を固めたエドルーシィにAは詳しくは聞かずただ興味なさげに返事をした。



エドルーシィ
「じゃあな。詳しいことはルーシィ(あいつ)の傍に置いたメモに書いてあるよ。」



再び扉の方を向き手を振りながら部屋を出ていくエドルーシィ。


1人になった銀髪の少女は引き止めもせず自然と閉じていく扉のように静かに瞼を閉じた。
















再び目を開けるのはルーシィの怒鳴り声を聞いた時だった。


膝の上にはもう目が覚めているのかいつも通りの元気なトーマが乗っていた。


どうやらルーシィがメモを見つけたようだ。


「信じられない!」と声を上げるルーシィだったが街に出たらそれもどこかへ飛んでいっていた。



『なにあの変わりよう。』

トーマ
「本屋さんで珍しい本を見つけたんだって。」



買ったのはこちら側の世界(エドラス)の歴史書のようだった。


レプリカも少し気になるのか「何が載ってたの?」と聞いていた。



ルーシィ
「例えば今から100年以上前だけど…エクシードっていう一族がいたり…。あとはこの世界の魔法の起源は《白の民》って人だったり。」



《白の民》


その言葉にAが反応した。


そしてルーシィから本を奪い取りその項目に目を通した。


トーマもAの頭の上から身を乗り出し一緒に見ていた。



トーマ
「〔魔法は《白の民》と呼ばれる者が生み出したもの。彼らは自身の魔力をこの世界の魔力へと変え、それが今私たちが使っている魔法となっている。〕
これって…。」


トーマが何かを言おうとした時、彼女たちに大きな影がかかった。

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しおさば(プロフ) - 自分の気持ちに自覚したところで完結、、、? (1月14日 22時) (レス) @page50 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @yuさん» レス失礼します!ほんとに同意見です、グレイ大好きなのでめっちゃにやけながら読んでたんでガチでショックすぎます( ; ; ) (9月6日 19時) (レス) @page50 id: c4b096ea32 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - ニヤニヤしてたら終わりって文字見えて泣きそうなったの私だけ??? (7月4日 22時) (レス) @page50 id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)
da_icePaL(プロフ) - 完結って書いてたから読んだのにこれはショック… (2021年11月9日 21時) (レス) @page50 id: 493013b9db (このIDを非表示/違反報告)
Karia(プロフ) - このお話の主人公の設定大好きです!これからも応募しています! (2021年8月20日 17時) (レス) id: 03658bccca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤノえもん | 作成日時:2017年7月6日 22時

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