地獄手記/弐 ページ3
衆合地獄
A「ああ嫌だ嫌だ、あんなやつの顔は見たくない」
ぶつぶつと独り言を言いながら俺は自ら営む【なんでも屋】の前に椅子を置き、無愛想に椅子に座っていた。
住人「おっA、そんな睨んだら別嬪さんな顔にシワがよるぜ？」
A「うっせ、お世辞はいいよ！」
住人「おおっこわこわ！」
ったく、俺が男勝りなのをわざと弄りやがって…あいつも失神させてやろうか…。
そんなことを考えていると、見慣れたシルエットがこちらへ向かってきた。
それは、先程であったばかりの大嫌いな憎んでいる相手だった。
鬼灯「こんにちは、Aさん」
A「うわああアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！滅！！！！！滅！！！！！滅ｩｳｳｳｳｩｩｳ！！！！！！！！！！」
鬼灯「私にそんなものは効かないと何度言えばわかるのですか」
A「うるせーー！！！何しにきやがったこの悪魔！馬鹿！！阿呆！！！みなしご！！！！！」
みなしごと言う単語を聞いた途端鬼灯の顔があからさまに歪んだ。ざまあみろ
鬼灯「──…あなたが女性だから手は出しませんが、それ以上みなしごと馬鹿にするなら法的手段を取らせていただきますが」
A「…チッわーったよ、黙ってやる…早く要件言って帰れ！！」
鬼灯「白豚の馬鹿を滅ぼしてください」
呆れた、馬鹿な男だ。
A「あいにく人殺しは受け付けてなくてね、ああ神獣殺しもね」
鬼灯「そうですか、まあいいでしょう。本当の要件はこれです」
そういうと鬼灯は懐から麻袋を取り出し、中身を見せる。
中にはいくつもの宝石のような美しい鉱石が詰められていた。
鬼灯「先程の亡者の件の謝礼替わりです。」
A「…はいはい、毎度あり」
鬼灯「それでは」
小さく礼をすると、鬼灯はスタスタと閻魔殿の方向へ戻っていったのであった。
A「…なんであいつ、俺があんなに感じ悪く接してるのに何も感じてねえんだよ、つまんねえの」
俺は舌打ちをまたついて店の中へ入っていった。
去ったはずの鬼灯がこちらを悲しそうな顔で見つめていたのは全く知らずに。
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ロード(プロフ) - 第二幕楽しみです！！続きが気になります！ (2014年4月2日 9時) (
レス) id: 8adf4c43ee (このIDを非表示/違反報告)
桜狗鬼 - 第二幕、楽しみにしています (2014年3月26日 12時) (レス) id: 6786725dbf (このIDを非表示/違反報告)
ハート(プロフ) - 良かったです！頑張って下さい！あと私も書いてるんで見てください (2014年3月20日 18時) (レス) id: cc78f0ff97 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルノ - 更新楽しみにしています♪ (2014年3月17日 22時) (レス) id: f30c551a70 (このIDを非表示/違反報告)
コマ - 更新が少し遅めですね…。リアルが忙しいのですか？それならば、首を長くして待っております。 (2014年3月15日 10時) (レス) id: f30c551a70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏折 | 作成日時：2014年1月27日 19時
