地獄手記/十 ページ13
現世上空
A「うお!スッゲー風だなぁおい!髪がばっさばさじゃねえか」
上空から目にも止まらぬスピードで現世へと降りていくAは目をらんらんと輝かせていた。
その姿はまるで子供のようだ。
衣服は普段の和服と変わらないが万が一人間と遭遇した時に備え帽子をかぶっている。
数秒で地面に降り立った。
トスン、と衝撃が走る。
A「さて、と…おいたが過ぎる悪霊は何処だ…?」
降り立ったのは森の中、Aは森をてくてくてくてく地味に捜索する。
すると、一本の抜け道を見つけた。
A「あからさまな道だなぁおい、よっしゃ!早くも任務完了か?!」
抜け道へと足を進めるA、しかし突然その足が止まった。
A「なん、だ…この気は……気味わりぃ…っ」
露骨に嫌な顔をしつつも抜け道へと急ぐ。
そして抜け道の前に立ち、一気にその先へと足を踏み込んだ!
ギャア、ギャア、ギャア… がさがさがさっ
ザザザザザッ カーカーカー………
A「──────あ」
そこで、完全にAの思考は停止した。
なぜならそこは──────…。
地獄
鬼灯「悪霊の居場所は特定できてますか!?」
義経「はい!恐らくこのあたりかと…!」
烏天狗警察に勤めている義経は鬼灯に地図を見せた。
すると、鬼灯の顔は一気に曇る。
鬼灯「ここは…私の、私とAさんの故郷だった場所ではありませんか…」
現世/Aside
ここに来るのは、何千年ぶりだろうか。
あの村はもうなくここは神社になっていたが、あの忌々しい祭殿はまだ残っていた。
苔や虫食いが進んでいたが、間違いない。
これは、いやここは
俺の故郷だ───────………。
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ロード(プロフ) - 第二幕楽しみです!!続きが気になります! (2014年4月2日 9時) (レス) id: 8adf4c43ee (このIDを非表示/違反報告)
桜狗鬼 - 第二幕、楽しみにしています (2014年3月26日 12時) (レス) id: 6786725dbf (このIDを非表示/違反報告)
ハート(プロフ) - 良かったです!頑張って下さい!あと私も書いてるんで見てください (2014年3月20日 18時) (レス) id: cc78f0ff97 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルノ - 更新楽しみにしています♪ (2014年3月17日 22時) (レス) id: f30c551a70 (このIDを非表示/違反報告)
コマ - 更新が少し遅めですね…。リアルが忙しいのですか?それならば、首を長くして待っております。 (2014年3月15日 10時) (レス) id: f30c551a70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏折 | 作成日時:2014年1月27日 19時