吹部と野球部〜青道高校正捕手とトランペッターとの恋物語〜2nd

卒業式 ページ35

作者が先日卒業式だったのでAちゃんの中学卒業式ストーリーをと！

でわでわ…どうぞっ！



貴女side


3月の第2金曜日…桜はまだ、蕾すら出てない時私たちは卒業した


瑠「うわぁぁん！いややぁ！Aちゃん！」

ちょっと隣がうるさいな…

貴女「何？どしたん？」

瑠「なんで！？泣いてないんよ！」

貴女「えっ？」

要「さっき、答辞で泣きよったやんけ…」

虎太郎「知らんかった？」

幼馴染2人が後ろから来た

ってなんで泣きよったん知っとんよ！

周りのみんながスマホで写真を撮ったり先生と話したりしよる中あたしらは隅でその光景を見ていた

あたしらは先生と写真も撮ったし、話したい子と話したり…とやりたいことはやり終わった

貴女「卒業かぁ…」

しみじみとしてると

要「なぁにいよんよ！Aがそんな感じやったら俺らも調子狂うやろ？」

と要が肩を組んできた

貴女「そうやなぁ！あたしらしくないね！」

とんとんと肩を叩かれて後ろを振り返ると虎太郎が申し訳なさそうにこちらを見ていた

貴女「どした？」

虎「や…ちょっと1年の女子が…」

嗚呼、要の第二ボタンか…

貴女「りょーかい…わかったy「村上先輩！」はい？」

ん？今私が呼ばれた？

「えっと…ずっと村上先輩が好きでした！」

んん？

貴女「えっと…ありがとう？とりあえず、あたしが女やって知っとる？」

「はいっ！弟さんを守る村上先輩に惚れました！」

あっ…はい

あれね…颯がいじめられよん見て、突っかかって行った時ね…

後ろでゲラゲラ笑いよる3人うるせぇな…

とりあえずあの女の子にはかっこよくありがとうつって頭撫でたらきゃーって言いながら走ってった。


3人の元へ戻ると4人で円陣を組んだ


瑠「あたしらは、東京行って絶対有名になるけん！」

貴女「普門館行って、金賞をとる！」

虎「なら、俺らは甲子園に！」

要「目標は全国制覇！」

絶対！

と4人で叫んだ後右足を高く上げ思いっきり地面に叩きつけた

ダンっ！



学校を出たあたしらは4人で帰路に着く前にあたし達の町が見える山の上の広場に行った

芝生の上に座り込んでいた要が急に立ち上がって叫んだ

要「田舎者の底力見せてやれーーー！！」

あたしと瑠依は顔を見合わせて笑った

その2日後あたし達は生まれ育った愛媛を出た

見送りに来てくれたみんなにとびきりの笑顔を見せて



--------ｷﾘﾄﾘ線--------

報告遅くなってすみません
作者の受験は無事に終わり、無事に合格しました

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